今回は打ち合わせで来ている横浜自然観察の森のレンジャーTから報告させていただきます。
巡回したのは、通常と同じ苫東(勇払方面)と弁天沼です。

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(弁天沼)
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(ウトナイ湖美々川河口)

結果としては、特に異常ありませんでした。

ただ、横浜から来た人間の視点で、すごく良い場所だなぁと感じました。
それは雄大な自然がとても近いことです。
生活に便利な苫小牧市内から車を使って30分ほどで豊かな自然に出会うことができます。
普通にオオワシやオジロワシ、エゾジカなどの大型の動物がみられるような貴重な自然との距離の近さは、うらやましい限りです。

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(ウトナイ湖美々川河口)

自然のきびしい部分ももちろんあるとは思いますが、苫小牧市内に住む方には身近で貴重な自然を知ってもらい、大切にしていただきたいなと感じました。

T・H

2月13日、勇払原野の巡回を行いました。この日の苫小牧はプラス気温となる厳冬期とは思えないほど温かい日でしたが、弁天沼に着くと結氷した氷の上を通って冷やされた風で、私の肌は北海道ならではの刺すような寒さを感じました。
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【弁天沼】

氷上にワシなどの姿を見ることはできませんでしたが、代わりに草原にチュウヒ、林縁にノスリを確認することができました。

図1
【左:チュウヒ 右:ノスリ】

今年、ネイチャーセンター周辺では冬鳥があまり見られませんが、勇払にはアトリが来ていました。ウトナイ湖周辺と比べてアトリにとって好ましい条件があるのでしょう。
勇払原野内を通っている人工の側溝には常に凍っていない水があり、ダイサギがふちを歩いていました。きっと餌を探していたのでしょう。

木々を見ると相変わらずシカの食痕が目立ちました。シカ自身も数頭みかけました。苫小牧市内に住んでいるとなかなか気づきにくいですが、勇払では着実にシカが増え、木々に被害が出ているようです。何か手を打てればよいのですが・・・。
図2
【左:側溝の縁にたたずむダイサギ 右:シカに樹皮を食べられた木】


クマの足跡は見つかりませんでしたが、最近では冬眠しないクマをちらほらといるそうですので、勇払原野を散策される方は十分ご注意ください。
(松岡)

1503gooseArt2015年に開催した『雁のいろいろアート展』の様子


2月も2週目に入りました。
東北地方などで冬を過ごしていたマガンたちが、そろそろ北へ移動を始めたようです。
早いときには2月の後半にウトナイ湖へ渡って来る雁たち…

そんな雁たちをテーマにした応募型展示を今年も3~4月にかけて開催します。
『第2回 雁(がん)のいろいろアート展』です。

現在、雁にまつわる作品を募集しております!
まだ応募が少ない状態です。
皆様、是非ご応募ください(メール・FAXなど)

なお、応募の締め切りは、2月24日(水)までです。ちょっと日数が少ないですが、
皆様の作品をお待ちしております!        (小山)
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 (上)湖の現在の様子 (下)美々川河口の一部がとけている

昨日2月4日(木)の14:00~15:00に、ウトナイ湖北岸の巡回を行いました。

衰弱・死亡個体等の異常はありませんでした。
確認された水鳥や猛禽類は下記のとおりです。
コブハクチョウ、コハクチョウ、オオハクチョウ、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、キンクロハジロ、ホオジロガモ、ミコアイサ、カワアイサ、ダイサギ、トビ、オジロワシ、オオワシ、ハイタカ、ノスリ

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 並んで飛ぶオジロワシ

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 ハイタカの雄          ノスリ

風は冷たかったのですが日差しがあり、美々川の河口付近の解氷面積が少し増えていました。
マガモを中心としたカモたちはほとんど氷の上で休んでいます。
ところが、この日はワシ類数羽が時折上空を飛ぶため、驚いて飛び立つ姿も見られました。猛禽類はこの他、ハイタカの雄、ノスリも見られました。

林の中からはハシブトガラのさえずりが聞こえてきたり、トビが2羽でじゃれあったりする姿がみられたりと、鳥たちの恋が早くも始まっていることを感じた巡回でした。
(小山)

20160128view  ハクチョウの小径舟着場から20160128view-bibi 湖岸の観察小屋から美々川の河口

本日1月28日(木)の14:00~15:00に、ウトナイ湖北岸の巡回を行いました。

確認された水鳥や猛禽類は下記のとおりです。
ヒシクイ、コブハクチョウ、コハクチョウ、オオハクチョウ、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、オナガガモ、キンクロハジロ、ホオジロガモ、ミコアイサ、カワアイサ、ダイサギ、トビ、オジロワシ。
20160128ojiroJ1  美々川河口付近の支柱にとまるオジロワシ幼鳥

ウトナイ湖は9割方結氷中です。
水が見られるところは、勇払川の流入口周辺(道の駅方向)、勇払川の流出口、美々川河口ぐらいです。
湖に残っている水鳥たちの多くは限られた場所で、食事や休息をしています。


あと数日で2月。
まだ残っているでしょう、と思っていた木の実や草の種も、少しずつ減ってきているようです。
小鳥たちが実や種を、夢中でついばむ姿をあちこちで見られます。


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 カラカラに乾いたツルウメモドキの実を食べるヒヨドリ

20160128mahiwa  マヒワがハンノキの実に群がる

今日の午前中、団体の対応で子供たちを連れて歩いている時のことでした。
マヒワ20羽ほどが、道脇のハンノキで実を一心につついています。
こちらは、ネイチャーセンターへ戻るための通り道なので、悪いなあと気にしつつ、少し観察した後、近づきました。ところが「あれ?」と思うほどの距離に近づいても逃げる気配がありません。
でも仕方なくさらに近づくと、ようやく、いったん少し離れた木に止まりました。

通り過ぎてから振り返ると、また同じ木に鳥たちの姿があり、思わずホッ。
一旦、違う木に飛んでいく時、とても名残惜しそうな様子だったのが印象的な出来事でした。
エサ探しは大変なんですね。  (小山)

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