ここ数日、日中爽やかに晴れていたウトナイ湖、今日は久々に小雨が降ったり止んだり。ほとんど風もなく森はしっとりと潤っています。
一日のなかでも比較的風の弱い朝は、湖全体が鏡面のように輝くことがあり、とてもきれいです。外に出て写真を撮らずにはいられない!そんな日が多いように感じる今日この頃です。
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昨日7月17日、ウトナイ湖


鳥たちの繁殖期も順調に進んでいるようで、シジュウカラ、アリスイ、アカゲラ、ハクセキレイ、センダイムシクイなどなど、巣立ち雛の姿が日々観察されています。夏の植物も続々開花中。
現在のウトナイ湖の生き物の様子をまとめてご紹介します。

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ヨシ原の中に発見、ノビタキ♀(ハスカップの小径)

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豪快、オオウバユリの開花(ネイチャーセンター周辺)

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一転、小さい!モウセンゴケの開花(ハクチョウのデッキ付近)
花の直径は6㎜ほどです

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青と緑のオオイトトンボ♀(ハクチョウのデッキ付近)

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藪の中からこちらをうかがっていたシマリス(ハスカップの小径)

(福家)

本日、野生鳥獣保護センター周辺にて自然情報収集を行いました。
ウトナイ湖では先週末より最高気温が25℃前後となる夏日が続き、さらに昨夜の雨により今日は湿度も高め、そして野鳥の声は少なめでした。
この季節、見どころはずばり!「チョウ」。ホザキシモツケの花が咲き誇る上空をひらひらと舞う姿があちらこちらで見られます。前回記事にて「コヒョウモン」を取り上げましたが、今回は様々なチョウを紹介します。

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湿性草原などにみられるフタスジチョウ
(幼虫の食性→ホザキシモツケなど、シモツケ類)

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本日初認、ミズイロオナガシジミ
(幼虫の食性→コナラ、ミズナラなど)

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ホザキシモツケに口吻をさすコチャバネセセリ
(幼虫の食性→クマイザサ、チシマザサなど)

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黄色い体に白黒のはねヒロオビトンボエダシャク
(幼虫の食性→ツルウメモドキ、マユミなど)

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タテハチョウの仲間、サトキマダラヒカゲ
(幼虫の食性→クマイザサ、チシマザサなど)

ちなみに今年の確認は未だされていませんが、「ミドリシジミ」が飛び交う季節です。はねの表側が、輝く緑色の美しい小さなチョウ。みなさん、ぜひ探してみてくださいね。

(福家)

7月になり、ウトナイ湖もいよいよ夏真っ盛り。とはいえ、最高気温が20℃を越える日はまだポツポツ。苫小牧の夏は涼しいというのは、噂に聞いていた通りです。

さて、昨日7月9日、野生鳥獣保護センター周辺を巡回しました。
青く輝く湖面にコブハクチョウが悠々と浮かんでいました。
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この日、午前中の2時間で見られた生き物は以下の通りです。
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【野鳥】 トビ、ニュウナイスズメ、カワラヒワ、ベニマシコ、アカゲラ、アオジ、ハシブトガラ、ゴジュウカラ、ウグイス、ハクセキレイ、キジバト、イソシギ、コヨシキリ、カッコウ、コサメビタキ、ヒヨドリ、メジロ、センダイムシクイ、キビタキ

【植物】 ナワシロイチゴ(花)、ヒメジョオン(花)、ホザキシモツケ(花)、ミヤマザクラ(実)、エゾニワトコ(実)、オオダイコンソウ(実)、イボタノキ(実)、ヤマグワ(実)、ハエドクソウ(つぼみ)、ヤマウルシ(花おわり)、ノイバラ(花)、シロバナニガナ(花)、オニシモツケ(花)、ノリウツギ(つぼみ)、カラコギカエデ(実)、クロミノウグイスカグラ(実、通称ハスカップ)、エゾノレンリソウ(花)、エゾノカワラマツバ(花)

【その他】 フタスジチョウ、コヒョウモン、サトキマダラヒカゲ、クロヒカゲ、ヒメウラナミジャノメ、ササキリ(声のみ)、ヨツボシトンボ、エゾシロチョウ
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ホザキシモツケには、コヒョウモン(写真)やフタスジチョウが行ったり来たり
(ホザキシモツケは開花株が増えていますが、つぼみもまだまだある、という状況です)

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午後にはネイチャーセンター付近(ユースホステル跡)をのんびり歩くキタキツネの姿が

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空を舞うオジロワシ(若鳥)

(福家)

6月27日、外来植物であるオオアワダチソウを除去するため、日本旅行業協会さんがボランティアで協力してくださいました。本活動は今年で3年目となります。

オオアワダチソウは在来種の生育を脅かす存在として「要注意外来生物」に指定されており、ウトナイ湖周辺でも大きく分布範囲を広げています。

今回の活動では、総勢33名の方が参加してくださり、16,450本のオオアワダチソウを抜き取っていただきました。

今回オオアワダチソウを根ごと除去することができたので、きっと周囲に生育しているオオヨモギなどの在来種が分布を広げてくれるはずです。
(松岡)

※オオアワダチソウが分布を広げることで、環境の多様性がなくなり、生物の種数および個体数までもが減少する恐れがあります。

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【活動中。今年の抜き取り場所は土が柔らかくスイスイ抜けました。】

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【抜き取ったオオアワダチソウの山】

ウトナイ日記のアドレスが今日より新しくなりました。変わらずウトナイ湖の最先端の自然情報を発信してまいりますのでどうぞよろしくお願いいたします。

さて、以前「湿原の女王」ホザキシモツケが開花(6月20日初認)しましたが、その他にも、現在様々な色をもつ夏の花が続々と開花し、湖畔の森を彩っています。そのなかから一部をご紹介します。

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現在のホザキシモツケ、一分咲きといったところでしょうか(イソシギの小径など) ちなみにこのホザキシモツケの群落の奥からはノゴマのさえずりの声が聞こえてきました

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透き通った黄色、エゾキスゲ(イソシギの小径)

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鮮やかなオレンジ、エゾスカシユリ(ネイチャーセンター周辺、ユースホステル跡)

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シックな赤、クロバナロウゲ(イソシギの小径)

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大輪のピンクの花、ハマナス(イソシギの小径など)


開花情報など、最新情報はこちらでもご覧いただけます。
ウトナイ湖サンクチュアリHP 最新自然情報(リンク)

(福家)

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