7月になり、ウトナイ湖もいよいよ夏真っ盛り。とはいえ、最高気温が20℃を越える日はまだポツポツ。苫小牧の夏は涼しいというのは、噂に聞いていた通りです。

さて、昨日7月9日、野生鳥獣保護センター周辺を巡回しました。
青く輝く湖面にコブハクチョウが悠々と浮かんでいました。
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この日、午前中の2時間で見られた生き物は以下の通りです。
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【野鳥】 トビ、ニュウナイスズメ、カワラヒワ、ベニマシコ、アカゲラ、アオジ、ハシブトガラ、ゴジュウカラ、ウグイス、ハクセキレイ、キジバト、イソシギ、コヨシキリ、カッコウ、コサメビタキ、ヒヨドリ、メジロ、センダイムシクイ、キビタキ

【植物】 ナワシロイチゴ(花)、ヒメジョオン(花)、ホザキシモツケ(花)、ミヤマザクラ(実)、エゾニワトコ(実)、オオダイコンソウ(実)、イボタノキ(実)、ヤマグワ(実)、ハエドクソウ(つぼみ)、ヤマウルシ(花おわり)、ノイバラ(花)、シロバナニガナ(花)、オニシモツケ(花)、ノリウツギ(つぼみ)、カラコギカエデ(実)、クロミノウグイスカグラ(実、通称ハスカップ)、エゾノレンリソウ(花)、エゾノカワラマツバ(花)

【その他】 フタスジチョウ、コヒョウモン、サトキマダラヒカゲ、クロヒカゲ、ヒメウラナミジャノメ、ササキリ(声のみ)、ヨツボシトンボ、エゾシロチョウ
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ホザキシモツケには、コヒョウモン(写真)やフタスジチョウが行ったり来たり
(ホザキシモツケは開花株が増えていますが、つぼみもまだまだある、という状況です)

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午後にはネイチャーセンター付近(ユースホステル跡)をのんびり歩くキタキツネの姿が

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空を舞うオジロワシ(若鳥)

(福家)

6月27日、外来植物であるオオアワダチソウを除去するため、日本旅行業協会さんがボランティアで協力してくださいました。本活動は今年で3年目となります。

オオアワダチソウは在来種の生育を脅かす存在として「要注意外来生物」に指定されており、ウトナイ湖周辺でも大きく分布範囲を広げています。

今回の活動では、総勢33名の方が参加してくださり、16,450本のオオアワダチソウを抜き取っていただきました。

今回オオアワダチソウを根ごと除去することができたので、きっと周囲に生育しているオオヨモギなどの在来種が分布を広げてくれるはずです。
(松岡)

※オオアワダチソウが分布を広げることで、環境の多様性がなくなり、生物の種数および個体数までもが減少する恐れがあります。

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【活動中。今年の抜き取り場所は土が柔らかくスイスイ抜けました。】

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【抜き取ったオオアワダチソウの山】

ウトナイ日記のアドレスが今日より新しくなりました。変わらずウトナイ湖の最先端の自然情報を発信してまいりますのでどうぞよろしくお願いいたします。

さて、以前「湿原の女王」ホザキシモツケが開花(6月20日初認)しましたが、その他にも、現在様々な色をもつ夏の花が続々と開花し、湖畔の森を彩っています。そのなかから一部をご紹介します。

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現在のホザキシモツケ、一分咲きといったところでしょうか(イソシギの小径など) ちなみにこのホザキシモツケの群落の奥からはノゴマのさえずりの声が聞こえてきました

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透き通った黄色、エゾキスゲ(イソシギの小径)

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鮮やかなオレンジ、エゾスカシユリ(ネイチャーセンター周辺、ユースホステル跡)

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シックな赤、クロバナロウゲ(イソシギの小径)

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大輪のピンクの花、ハマナス(イソシギの小径など)


開花情報など、最新情報はこちらでもご覧いただけます。
ウトナイ湖サンクチュアリHP 最新自然情報(リンク)

(福家)

本日午前中、自然情報収集をおこないました。霧のかかったしっとりとした空気の中、対岸ではエゾシカが2頭、足まで湖水に浸りながら岸辺の草を食べていました。


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ホザキシモツケの花序のつぼみが伸びてきたな~、先が色づいてきたな~と思いながら観察路を歩いていると、ありました!開花したホザキシモツケ。開花初認です。湿原の女王とも呼ばれるホザキシモツケのピンクは、とても鮮やかで周辺の緑に映えます。この花が湖岸を覆い尽くす日が今から楽しみです。

なお、野生鳥獣保護センター~マガンのテラスの間の観察路沿いでは、開花しているのはこの一株だけでした

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この開花したホザキシモツケの上空を、チゴハヤブサが飛んでいました


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嘴の中も真っ黒、コムクドリ

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カラコギカエデの若い実、うさぎみたい?

(福家)

ウトナイ湖は昨日の夕方から夜にかけて雷雨に見舞われ、今日になり朝方一時晴れ間が見えていたものの雨が断続的に降り続いています。というわけで(意図せずして)木の下で雨宿りしながらの巡回を行いました。しっかり潤った森は一際元気に見えました。


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まだ晴れていた時のズミ(散っている花も多くなってきました)


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素朴でかわいいツリバナの花


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オオアマドコロ開花しています


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下からキビタキ


ちなみに…
ウトナイ湖の自然観察路を歩く際、雨宿りできる場所(屋根のある場所)は下記の通りです。

①野生鳥獣保護センター (月曜休み)
②東屋 (常時利用可) ※野生鳥獣保護センターより東へ100m程度の場所
③ネイチャーセンター (土日祝のみ開館、玄関ポーチなどは常時利用可)
④湖岸の観察小屋 (常時利用可)
(⑤草原の観察小屋 (腐朽のため一時的に利用不可)

[参考]自然観察路 地図(リンク) ※一部現況と異なる箇所があります


というように、観察路上、屋根のある場所は大変少ないです。これから夏にかけて雷雨の発生しやすい季節にもなりますので、散策される際は上記にご留意の上お出かけくださいね。

(福家)

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