3月に入り、ガンが本州から北上してくる時期になりました。
ご興味がある方のために、3月中に定期的に行なうガンカウントの調査結果をブログでお知らせしていきます。春の訪れを告げるガンたちの飛来をいっしょに見守っていただければと思います。

それでは、3月2日現在までの様子をお伝えします。

最近の気温の高まりから、ウトナイ湖の表面を覆う氷が例年よりも早くとけており、
それに合わせて、本州から北上してくるガンたちの飛来も例年より早まっている様子です。

2月22日に行った調査では約900羽を確認していましたが、
本日(3月2日)調査した結果、14000羽を確認しました。
最初のねぐら立ちは6時、飛び去った方向はむかわ町でした。
その後、着水と飛び立ちを繰り返しながら徐々に数を減らし、7時頃にはほぼ全てが飛び去りました。

今日の天気は曇り一時雪、途中から北風が強くなっていきました。

一瞬顔をのぞかせた朝日と湖の様子。
美々川流れ込み口(写真左側)から対岸に沿って、氷がとけている範囲が広がっています。
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光輝く朝日も良いですが、こういう朝日も風情があって良いものです。

何度か飛び去った後、水面にいる時のガンたち
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飛び立った時のガンたち
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これからガンたちの数は増えていきます。例年のピークは3月中旬ですが、今年のピークは何日になるでしょうか?


この飛来時期に合わせて、ウトナイ湖サンクチュアリネイチャーセンターでは、下記のイベントを実施します。お誘い合わせの上、ぜひご参加ください。雁のアート展も開催中です!


○たそがれに雁を見る会
日時 :2019年3月16日(土)17:00~19:00 *雨天決行
集合 :ウトナイ湖サンクチュアリ/ネイチャーセンター
対象 :どなたでも(ただし中学生以下は保護者同伴のこと)
定員 :なし参加費:無料申込み:不要持ち物:耐熱カップ(コーヒーやお茶用)、防寒具、長靴、双眼鏡、図鑑(双眼鏡・図鑑は貸出可)
内容 :日中、周辺の田んぼで落ち穂などを採食していたガンたちが夕暮れとともにねぐらであるウトナイ湖に戻ってきます。数万羽となるそのねぐら入りの姿を楽しみます。
備考 :日本野鳥の会苫小牧支部との共催

○あかつきに雁を見る会
日時 :2019年3月24日(日)5:00~6:30 *雨天決行
集合 :ウトナイ湖サンクチュアリ/ネイチャーセンター対象 :どなたでも(ただし中学生以下は保護者同伴のこと)定員 :30名(申込み先着順)
参加費:1人300円(小学生以上)*お茶・コーヒー代、保険料、資料代を含む
申込み:ネイチャーセンターまで電話、直接またはメール(utonai@wbsj.org)のいずれかで。
申込みの締め切りは、3月23日17時まで
必要事項:①参加したいイベント名 ②全員の名前 ③年齢 ④住所 ⑤電話番号 ⑥なにでイベントを知ったか
内容:ねぐらであるウトナイ湖で夜を過ごしたガンたちは、日の出とともに周辺の田んぼへ落ち穂などを採食しに向かいます。数万羽となるその飛び立ちを楽しみます。

○5回 雁のいろいろアート展
3~4月のネイチャーセンター開館日(毎週土・日曜日および祝日の計21日間)に、公募したガン類をテーマにした美しい写真、イラスト、マンガ、模型、七宝焼きブローチなどをネイチャーセンター館内で展示します。


瀧本






道の駅ウトナイ湖隣接の「ウトナイ湖野生鳥獣保護センター(植苗156-26)」にて、【春を感じるミニツアー】を開催します。
日本野鳥の会のレンジャーと、ウトナイ湖野生鳥獣保護センターのボランティアが、一周約500メートルの観察路で見られる自然をご案内します。

【春を感じるミニツアー】
開催日:2019年3月2日(土)、3日(日)
開催時間:午前の部11:00~11:30、午後の部14:00~14:30

内容:植物の春のきざしや、結氷がゆるみ水面が出てきたウトナイ湖を泳ぐオオハクチョウやカモ類、結氷部分にいるオジロワシやオオワシなどを観察します。(その日によって何が見られるかはお楽しみです。)

申込みは不要です。開催時刻の5分前に、ウトナイ湖野生鳥獣保護センター館内、受付事務所前の玄関ホールにお集まりください。
参加費は無料です。


※道の駅ウトナイ湖隣接のウトナイ湖野生鳥獣保護センターでのイベントです。


過去の春を感じるミニツアーの様子
春のSP広報写真1


春のSP広報写真2



皆さまのご参加をお待ちしております。



ウトナイ湖サンクチュアリでは、春のガン類の渡りに合わせて、第5回 雁のいろいろアート展を開催します。
マガンやヒシクイ、ハクガンなど、ガン類をテーマにした作品を、集め展示します。
写真や絵、さらには立体模型や俳句など、様々な作品が大集合。

開催期間は、2019年3月~4月の土・日曜、祝日の9:00~17:00です。
ぜひ、ガン類の魅力を、アート作品を通して感じてみてください。
(場所は、ウトナイ湖サンクチュアリ・ネイチャーセンターです。)


入り口にはマガンさんがお出迎え。
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展示会場の様子
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さて、この布で仕切られた中にはいったい何が。。気になる方は、ぜひご来場ください。
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さて、この展示の会場づくりは、実はウトナイ湖サンクチュアリのボランティアの皆さん、そして常連の子どもたちが行なってくださいました。

皆さん、細かな作業もとても丁寧で、まるでアート作品をつくっているようでした。
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壁面の作品配置中。
ベストなバランスはどこか。話し合いながら壁面の展示も作り上げてくださいました。
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大きな用紙に何を書いているのか。
大変な作業でしたが、二人で完成。
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完成したのは2階に設置された「皆で作るウトナイ湖」のコーナーです。
折り紙で水鳥をはじめとした、ウトナイ湖の生きものをつくり、乗せるためのボードでした。
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この他にも、4コママンガづくりや雁ぬりえなど、来場した方が体験できるコーナーも用意しています。


ぜひ、皆さんも会場に足をお運びいただき、ガン類の新たな魅力を発見してください。
皆さまのご来場を、お待ちしております。


(和歌月)

ここ数日、日中の気温が上がり、湖や観察路の結氷が緩んできました。
観察路は滑りやすくなっている場所もありますので、歩かれる際はお気を付けください。
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ハスカップの小径は、積雪がありましたが、以前より歩きやすくなっていました。
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本日も穏やかに流れていたオタルマップ川
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マガンのテラスに行く途中の木道も、だいぶ雪がとけていました。
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ここは、晴れた日だと上空をワシ類が飛んでいることがあります。
今日も見上げた瞬間、オオワシの幼鳥が旋回していました。
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マガンのテラスからは、結氷した湖がとけはじめているのが確認できました。
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観察路では、雪が固くなっていたため、エゾシカ以外の足跡ははっきり見分けることができませんでした。
エゾシカは、体重の重さから、くっきりと足跡がついていました。
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さて、林の中で小鳥たちの声が聞こえていました。

ハシブトガラ
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キバシリ
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さて、湖は結氷が緩み、水鳥たちが賑わっていました。
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オオハクチョウ、マガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、ホオジロガモ、カワアイサなどが観察できました。
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時おり、オジロワシが水辺を飛び回り、カモ類が逃げてました。
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少しづつ春の気配を感じます。
体温調整のしやすい服装で、ウトナイ湖散策をお楽しみください。


(和歌月)



鳥インフルエンザ拡大予防のための巡回調査を
2月21日(木)14:00~15:00に実施しました。

調査範囲は道の駅前湖岸~ハクチョウの小径~ウトナイ湖岸観察小屋までです。
記録する対象は、水鳥および水辺を利用する鳥、ワシタカ類です。

調査の結果、異常は確認されませんでした。

確認された種類は次の通りです。
コブハクチョウ、オオハクチョウ、オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、オナガガモ、キンクロハジロ、ホオジロガモ、ミコアイサ、カワアイサ、ダイサギ、トビ、オジロワシ、オオワシ 計15種

昨日気温が高かったせいか、湖の氷は解け始めている様子。
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今日は鳥たちがにぎやかでした。
最も多かったのはオオハクチョウで、成鳥264羽、幼鳥29羽。
次いで多かったのはマガモ167羽でした。

ワシ類も多く、オジロワシ4羽、オオワシ8羽を確認しました。

多かった場所は、美々川が流入して、氷が解けている場所とその周辺でした。

湖岸の観察小屋からズームで見ると、こんな様子。
20190221美々川流入口オオハクチョウ他DSC_0400

ネイチャーセンター駐車場でもオオハクチョウの声が聞こえました。


前回と比べると数が多い結果となりました。
暖かくなってきたため、移動をしているのかもしれません。


瀧本









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