鳥インフルエンザ拡大予防のための巡回調査を
3月8日(木)14:00~15:00に実施しました。

調査範囲は道の駅前湖岸~ハクチョウの小径~ウトナイ湖岸観察小屋までです。
記録する対象は、水鳥および水辺を利用する鳥、ワシタカ類です。

結果、異常はありませんでした。

確認できた種類は以下の通りです。
ヒシクイ、マガン、コブハクチョウ、コハクチョウ、オオハクチョウ、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、オナガガモ、コガモ、ホオジロガモ、ミコアイサ、カワアイサ、カイツブリ、ダイサギ、オオセグロカモメ、トビ、オジロワシ 計18種


この日の湖の様子。
手前の白い所が氷で、対岸側の黒っぽく見える所が水面です。
P1120376

暖かい日が続いているため、湖面の氷が拡がっています。

距離は遠いですが、氷がとけている部分は、カモの仲間でにぎわっており、
マガン、ヒドリガモ、マガモ、オナガガモがそれぞれ100羽を超える数で飛来していました。

また、この日はコハクチョウを初認。

ワシたちも多く、オジロワシ10羽、オオワシ12羽を確認しました。

3月は渡りの季節。今だけのにぎわいをお見逃しなく。


瀧本



3月はガンの渡りの季節。
それに合わせて、ガンカウントの調査結果をブログでお伝えしています。

3月2日の調査結果はこちら↓
http://wbsj-utonai.blog.jp/archives/1073952781.html


3月6日の早朝にも調査を行ないました。
結果、

条件が悪く数えることができませんでした…。
ただ湖面を覆う面積や飛び上がった時の様子を観察した印象では、確実に数が増えています。

この日の天気は曇り。
モヤもかかっておらず、視界としては悪くない状態でしたが、
終始、ガンたちのおちつきが無い状態でした。

P1120321

写真中央の黒い点々の全てがガンたちです。


まだ、視界がきかない暗さの時間から、何度も飛び上がりと着水を繰り返し、
カウントできる時間を与えてくれません。

原因はワシ。
暗いうちの早朝から出勤し、何度もガンを驚かせたのです。

普段は、絶滅危惧種ましてやオオワシにいたっては世界の総個体数が3800羽しかいない貴重な存在のため、見られると嬉しい存在ですが…。
この時ばかりは、「まだ来ないで!」と内心で思ってしまいました。
ワシさんどうが朝寝坊してください。

そうこうしているうちに、ガンたちは、
朝5時20分ごろにむかわ町、千歳方面それぞれに分かれて飛び去りはじめました。
ちなみにこの写真が、近くの畑でエサを食べている様子です。
P1120363


ガンは日々数が増えています。
3月9、10日(土、日)はかなり多い羽数のねぐら立ちを観察できるかもしれません。

お時間がある方はぜひ観察してみてください。
ただ、ガンを驚かさないように次のマナーにはご協力ください。
・大きな音を立てて騒がない
・ライトで湖面を照らさない
・フラッシュはたかない

よろしくお願い致します。


この飛来時期に合わせて、ウトナイ湖サンクチュアリネイチャーセンターでは、下記のイベントを実施します。お誘い合わせの上、ぜひご参加ください。雁のアート展も開催中です!


○たそがれに雁を見る会
日時 :2019年3月16日(土)17:00~19:00 *雨天決行
集合 :ウトナイ湖サンクチュアリ/ネイチャーセンター
対象 :どなたでも(ただし中学生以下は保護者同伴のこと)
定員 :なし参加費:無料申込み:不要持ち物:耐熱カップ(コーヒーやお茶用)、防寒具、長靴、双眼鏡、図鑑(双眼鏡・図鑑は貸出可)
内容 :日中、周辺の田んぼで落ち穂などを採食していたガンたちが夕暮れとともにねぐらであるウトナイ湖に戻ってきます。数万羽となるそのねぐら入りの姿を楽しみます。
備考 :日本野鳥の会苫小牧支部との共催

○あかつきに雁を見る会
日時 :2019年3月24日(日)5:00~6:30 *雨天決行
集合 :ウトナイ湖サンクチュアリ/ネイチャーセンター対象 :どなたでも(ただし中学生以下は保護者同伴のこと)定員 :30名(申込み先着順)
参加費:1人300円(小学生以上)*お茶・コーヒー代、保険料、資料代を含む
申込み:ネイチャーセンターまで電話、直接またはメール(utonai@wbsj.org)のいずれかで。
申込みの締め切りは、3月23日17時まで
必要事項:①参加したいイベント名 ②全員の名前 ③年齢 ④住所 ⑤電話番号 ⑥なにでイベントを知ったか
内容:ねぐらであるウトナイ湖で夜を過ごしたガンたちは、日の出とともに周辺の田んぼへ落ち穂などを採食しに向かいます。数万羽となるその飛び立ちを楽しみます。

○5回 雁のいろいろアート展
3~4月のネイチャーセンター開館日(毎週土・日曜日および祝日の計21日間)に、公募したガン類をテーマにした美しい写真、イラスト、マンガ、模型、七宝焼きブローチなどをネイチャーセンター館内で展示します。


瀧本






道の駅ウトナイ湖隣接の「ウトナイ湖野生鳥獣保護センター(植苗156-26)」にて、【春を感じるミニツアー】を開催します。
日本野鳥の会のレンジャーと、ウトナイ湖野生鳥獣保護センターのボランティアが、一周約500メートルの観察路で見られる自然をご案内します。


【春を感じるミニツアー】

開催日:
〇3月9日(土) 午前の部 11:00~11:30、午後の部 14:00~14:30
〇3月10日(日)午前の部 11:00~11:30、午後の部 14:00~14:30
〇3月16日(土)午前の部のみ 11:00~11:30


内容:植物の春のきざしや、結氷がゆるみ水面が出てきたウトナイ湖を泳ぐオオハクチョウやカモ類、結氷部分にいるオジロワシやオオワシなどを観察します。(その日によって何が見られるかはお楽しみです。)

申込みは不要です。開催時刻の5分前に、ウトナイ湖野生鳥獣保護センター館内、受付事務所前の玄関ホールにお集まりください。
参加費は無料です。


※道の駅ウトナイ湖隣接のウトナイ湖野生鳥獣保護センターでのイベントです。


過去の春を感じるミニツアーの様子
春のSP広報写真1


春のSP広報写真2



皆さまのご参加をお待ちしております。



雪解けが一気に進み、観察路も歩きやすくなったウトナイです。
P3050204


湖はまだ結氷が見られますが、水辺にはたくさんの水鳥が来ていました。
オオハクチョウ、マガモ、オナガガモ、ヨシガモ、コガモ、ホオジロガモ、カワアイサなどなど。
P3050065


先週までカワアイサのオスをよく目にしましたが、本日はメスもよく見られました。
P3050052


林の中では、雪どけで、氷の中からコナラなどの落ち葉が見えていました。
P3050198


ハシブトガラが見られました。
P3050068


さて、ウトナイ湖野生鳥獣保護センターと、ウトナイ湖サンクチュアリのちょうど中間あたりにあるマガンのテラス。
P3050201


ここから湖を見ていたところ、上空を頻繁にガン類(今日は主にマガン)の群れが見られました。
P3050102


P3050099


お腹に黒い縞模様が見えるのはマガンです。
P3050082


エゾノバッコヤナギの冬芽が割れて白い綿毛が見えていました。
春を感じます。
P3050108


風が吹くと一気に寒さを感じることがありますので、体温調節のしやすい服装でウトナイ湖散策をお楽しみください。
P3050044



(和歌月)

3月に入り、ガンが本州から北上してくる時期になりました。
ご興味がある方のために、3月中に定期的に行なうガンカウントの調査結果をブログでお知らせしていきます。春の訪れを告げるガンたちの飛来をいっしょに見守っていただければと思います。

それでは、3月2日現在までの様子をお伝えします。

最近の気温の高まりから、ウトナイ湖の表面を覆う氷が例年よりも早くとけており、
それに合わせて、本州から北上してくるガンたちの飛来も例年より早まっている様子です。

2月22日に行った調査では約900羽を確認していましたが、
本日(3月2日)調査した結果、14000羽を確認しました。
最初のねぐら立ちは6時、飛び去った方向はむかわ町でした。
その後、着水と飛び立ちを繰り返しながら徐々に数を減らし、7時頃にはほぼ全てが飛び去りました。

今日の天気は曇り一時雪、途中から北風が強くなっていきました。

一瞬顔をのぞかせた朝日と湖の様子。
美々川流れ込み口(写真左側)から対岸に沿って、氷がとけている範囲が広がっています。
P1120298

光輝く朝日も良いですが、こういう朝日も風情があって良いものです。

何度か飛び去った後、水面にいる時のガンたち
P1120305


飛び立った時のガンたち
P1120303


これからガンたちの数は増えていきます。例年のピークは3月中旬ですが、今年のピークは何日になるでしょうか?


この飛来時期に合わせて、ウトナイ湖サンクチュアリネイチャーセンターでは、下記のイベントを実施します。お誘い合わせの上、ぜひご参加ください。雁のアート展も開催中です!


○たそがれに雁を見る会
日時 :2019年3月16日(土)17:00~19:00 *雨天決行
集合 :ウトナイ湖サンクチュアリ/ネイチャーセンター
対象 :どなたでも(ただし中学生以下は保護者同伴のこと)
定員 :なし参加費:無料申込み:不要持ち物:耐熱カップ(コーヒーやお茶用)、防寒具、長靴、双眼鏡、図鑑(双眼鏡・図鑑は貸出可)
内容 :日中、周辺の田んぼで落ち穂などを採食していたガンたちが夕暮れとともにねぐらであるウトナイ湖に戻ってきます。数万羽となるそのねぐら入りの姿を楽しみます。
備考 :日本野鳥の会苫小牧支部との共催

○あかつきに雁を見る会
日時 :2019年3月24日(日)5:00~6:30 *雨天決行
集合 :ウトナイ湖サンクチュアリ/ネイチャーセンター対象 :どなたでも(ただし中学生以下は保護者同伴のこと)定員 :30名(申込み先着順)
参加費:1人300円(小学生以上)*お茶・コーヒー代、保険料、資料代を含む
申込み:ネイチャーセンターまで電話、直接またはメール(utonai@wbsj.org)のいずれかで。
申込みの締め切りは、3月23日17時まで
必要事項:①参加したいイベント名 ②全員の名前 ③年齢 ④住所 ⑤電話番号 ⑥なにでイベントを知ったか
内容:ねぐらであるウトナイ湖で夜を過ごしたガンたちは、日の出とともに周辺の田んぼへ落ち穂などを採食しに向かいます。数万羽となるその飛び立ちを楽しみます。

○5回 雁のいろいろアート展
3~4月のネイチャーセンター開館日(毎週土・日曜日および祝日の計21日間)に、公募したガン類をテーマにした美しい写真、イラスト、マンガ、模型、七宝焼きブローチなどをネイチャーセンター館内で展示します。


瀧本






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