ウトナイ湖では現在、高病原性鳥インフルエンザウィルスの感染拡大予防のために、巡回をおこなっています。今回は、11月22日(木)の巡回結果をご報告します。

巡回時間は14:00~15:00。調査範囲は道の駅前湖岸~ハクチョウの小径~ウトナイ湖岸観察小屋です。記録した対象は、水鳥および水辺を利用する鳥、ワシタカ類です。

結果、特に異常は見られませんでした。

見られた種類は次の通りでした。
マガン、コブハクチョウ、オオハクチョウ、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、オナガガモ、カルガモ、ホシハジロ、ホオジロガモ、ミコアイサ、カワアイサ、ダイサギ、トビ、オジロワシ、チュウヒ、カワセミ 計17種

この日は、調査直前で雪がやみ、曇り空での調査でした。
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水鳥たちは、道の駅側(湖の西側)と美々川側(湖の東側)にそれぞれよっていました。
道の駅側ではカモ類が約200羽程がみられ、じっと見ているとマガモのオスとメスが首を伸ばしたり縮めたりする求愛行動が見られました。


美々川側にはマガン370羽程が見られ、オジロワシに脅かされて飛び立つことも。
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今回は対岸側を2羽いっしょに飛ぶチュウヒ(英名:Eastern Marsh Harrier)も見られました。
国内で子育てするチュウヒは、タンチョウやオジロワシと並ぶ国指定の希少種。
環境省の発表では90つがい程度のみと推測されています。
無事に越冬してくれることを願うばかりです。


瀧本





ウトナイ湖では毎年10月から今年5月まで、高病原性鳥インフルエンザの感染(拡大)予防として、定期的に巡回調査を行ない、ここで皆さんにご報告しています。

11月16日(金)15時~16時、天気は曇り。
「道の駅」前湖岸~ハクチョウの小径~ウトナイ湖岸観察小屋、美々川流入部を歩き、状況の把握及び目視での水鳥およびワシタカ類のカウントを行いました。
結果、特に異常は確認されませんでした。

確認された種類は、次の通りでした。
コブハクチョウ、コハクチョウ、オオハクチョウ、ヨシガモ、ヒドリガモ、カルガモ、マガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ホオジロガモ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、ウミアイサ、ダイサギ、オオバン、トビ、オジロワシ、チュウヒ、カワセミ 計21種

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この日は野生鳥獣保護センター裏(湖西側)と美々川流入部(湖東側)にそれぞれ群れていました。
一番多かったのはマガモの140羽。
美々川流入部では、調査途中からパラパラとオオハクチョウが飛来し、最終的に92羽になりました。
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調査をしていると、近くのヨシ原にダイサギが歩いてきました。
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こちらには気づいていないのでしょうか?それとも気づかれていないと思っているのでしょうか?

調査などでじっと立ち止まっていると、かなり近くに野鳥が来てくれることが多々あります。
水辺に限らずですが、自然の中で静かにボ~っと立ち止まるのも「自然を感じる」おすすめの方法の1つです。


瀧本








来週の祝日 11月23日金曜日に、ウトナイ湖野生鳥獣保護センター(道の駅ウトナイ湖隣接)で行なうイベントのご案内です。


【秋を感じるミニツアー】
日本野鳥の会のレンジャーが、一周500メートルほどのバリアフリー観察路で見られる自然をご案内します。

日時 : 2018年11月23日(祝・金)
午前の部 : 11時~ (約30分間)
午後の部 : 14時~ (約30分間)

参加費 : 無料
申し込み : 不要です。開始時間の5分前に、ウトナイ湖野生鳥獣保護センターの館内受付前にお集まりください。

ウトナイ湖野生鳥獣保護センター(道の駅ウトナイ湖隣接):苫小牧市植苗156-26、 電話:0144-58-2231
※ウトナイ湖サンクチュアリネイチャーセンター(植苗150-3)とお間違えの無いようにお気を付けください。


皆さまのご参加を心よりお待ちしています。
ミニツアーのコピー



アカゲラ


シマエナガ


ハシブト



(和歌月)

晴れ渡ったウトナイですが、先週に比べて気温が下がっています。
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本日は、風がほとんど感じられず、気温のわりには寒さを感じませんでした。
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湖も穏やかで、水底も見えました。
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本日も、木の実が鮮やかでした。

ツルウメモドキ
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イボタノキ
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季節を間違えたのか1個だけ、エゾノバッコヤナギの冬芽が開き、綿毛が見えていました。
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オタルマップ川も穏やかに流れていました。
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林の木々の葉は落ち、空が見えるように。
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足元の落ち葉、顔に見えませんか。
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何か昆虫の繭でしょうか。ハンノキにくっついていました。
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本日は、どこのベンチでも休んでいるのはトンボでした。
(アカネトンボの仲間)
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そして、葉が落ちた林では野鳥がよく見られました。

キバシリ
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シマエナガ
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ハシブトガラ
(木の実はケヤマウコギ)
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そして、野鳥観察中ふと横をみると、
エゾリスが立っていました。冬支度に大忙しのようです。
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暖かい服装で、ぜひウトナイ湖をご散策ください。
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(和歌月)


ウトナイ湖では毎年10月から今年5月まで、高病原性鳥インフルエンザの感染(拡大)予防として、定期的に巡回調査を行ない、ここで皆さんにご報告しています。

11月8日(木)14時~15時、天気は小雨。
「道の駅」前湖岸~ハクチョウの小径~ウトナイ湖岸観察小屋を歩き、状況の把握及び視野内での水鳥およびワシタカ類のカウントを行いました。
結果、特に異常は確認されませんでした。


確認した種類は以下の通りでした。
マガン、コブハクチョウ、コハクチョウ、オオハクチョウ、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ホオジロガモ、カイツブリ、アカエリカイツブリ、ハジロカイツブリ、カワウ、ダイサギ、カワセミ 計20種

マガンは305羽、オオハクチョウは成鳥64羽幼鳥8羽、コハクチョウは成鳥26羽幼鳥5羽ほどで、他のカモ類で多かったのはホシハジロ160羽でした。

この日は小雨が降っており、気温も低い中でも調査。
久しぶりに寒さで手が動きづらくなりました。

湖畔の木の葉はほとんど落ちています。
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対岸寄りにオオハクチョウの群れを確認しました。
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彼らは次にどこを訪ねるのでしょうか?
それともこの冬はウトナイ湖に留まる予定なのでしょうか?

個体を見分けられないので、答えはわかりませんが、
今はゆっくりと羽を休めてもらえればと思いました…。

瀧本

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