ウトナイ湖では現在、高病原性鳥インフルエンザウィルスの感染拡大予防のために、巡回をおこなっています。今回は、12月13日(木)の巡回結果をご報告します。

巡回時間は15:00~16:00。調査範囲は道の駅前湖岸~ハクチョウの小径~ウトナイ湖岸観察小屋,
美々川流入部です。対象は、水鳥および水辺を利用する鳥、ワシタカ類を記録しました。

結果、異常はありませんでした。

確認された種類は次の通りでした。
マガン、ハクガン、コブハクチョウ、オオハクチョウ、オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、
マガモ、オナガガモ、コガモ、ホオジロガモ、ミコアイサ、カワアイサ、カイツブリ、ダイサギ、
オオバン、トビ、オジロワシ、ノスリ 計19種

すっかり氷ってしまったウトナイ湖。
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大きく水面が出ているのは、勇払川の流入部(湖西側)と美々川流入部(湖東側)、湖流出部(湖南側)の3か所のみです。

多かった種類は、マガン370羽前後とオオハクチョウ239羽前後で、
この日は美々川の流入部で多くのガンカモの仲間を確認できました。

みんな首を伸ばして警戒中。
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このすぐ後、湖の中心部へ逃げられてしまいました。
お休みの所、本当にごめんなさい。
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もっと隠密で行かなければ…。

ハクガンが混じったマガンの群れは、ここ数週間確認され続けています。
道内で越冬する考えなのでしょうか。
昼間は植苗のデントコーン畑でエサを食べているようです。
(畑の周辺で観察される際は、無断立ち入りや長時間の路駐はなさいませんようご協力をお願いします。)



瀧本