ウトナイ湖では10月から3月まで、高病原性鳥インフルエンザの感染(拡大)予防対策として、定期的に巡回調査を行なっています。

12月12日15時00分~16時00分に巡回調査を実施しました。
調査の範囲は、湖北岸の観察路の「湖岸の観察小屋(湖東側)」から「道の駅(湖西側)」までの間と、美々川流入部脇から見える範囲です。
水辺の野鳥の種類と数を記録し、異状の有無を確認しました。

この日、前日に続き10℃付近まで気温が上がったせいか、湖をおおっていた氷が全てとけ、さらに、調査をする時間になって小雪が降り、強風が吹く中での調査となりました。
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そんな中、確認できた種類は次の通りで、異状はありませんでした。

マガン、コブハクチョウ、オオハクチョウ、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、ホシハジロ、ミコアイサ、カイツブリ、ダイサギ、オジロワシ

強風のため波が立ち、カモたちは波間から見えたり見えなくなったりでした。
数が最も多かったのは、マガン460羽ほど。
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まだ渡っている途中なのでしょうか、それとも今冬はウトナイ湖で過ごすつもりなのでしょうか?
ちなみにここ数年の冬は、1000羽ほどがウトナイ湖に残っているのを確認されています。

次いで多かったのはマガモの356羽ほどでした。
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水鳥が群れていたのは、湖岸の観察小屋から見える湖の東側、または、道の駅裏の湖西側でした。
湖にお越しになり水鳥を観察される際は、この2カ所での観察をおすすめします。


文:瀧本
写真:和歌月