皆さまこんにちは、見習いレンジャーのタイチです。

今日は小学生が課外授業でやってきました。双眼鏡と図鑑を片手にネイチャーセンター付近の観察路を巡り、見つけた野鳥を記録用紙に書き入れて、最後に皆でまとめをしました。そうそう、最近の小学生は探検バッグというものを持っています。
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厚みのあるクリアファイル状のもので背面にバインダーが付いていて観察用紙などを挟むことができます。自分が小学生の時はどうだっただろうか... そもそも自然観察系の課外授業自体がなかったかもしれません。せいぜい工場見学や博物館・資料館見学で、ただ感想文を書いて終わり、そんなことしか覚えておりません。皆で意見を出し合ったり、まとめをしたりなんてそんな高度なことはしていなかった印象です。時代は確実に進んでいますね。今の小学生の皆さんが大人になったときには、もっと自由に意見を出し合い、話し合い、問題を解決していける世の中になっているのでしょうか。そうあってほしいものです。

これは今日皆で完成させた観察記録。
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どこで何を見たかをホワイトボードに書き込んでいくのですが、木の中にマガンという言葉が書き込まれているのがわかると思います。これは遠くの空を通過するマガンを木々の隙間から見たよ、ということなんです。こんな素直な、見たままを伝える気持ちを私はすっかり忘れてしまっていますな。ほんの些細なことですが感動しました。

(中村T)