2016/02

昨日2月25日(木)の14:00~15:00に、ウトナイ湖北岸の巡回を行いました。

衰弱・死亡個体等の異常はありませんでした。
確認された水鳥や猛禽類は下記のとおりです。
コブハクチョウ、ヨシガモ、マガモ、トビ、オジロワシ、オオワシ

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 美々川河口の様子

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 氷上にワシたちが佇む姿が見られた

前の晩から早朝にかけての冷え込みで開水面が狭まったウトナイ湖では、そのせいか、ハクチョウ類やカモ類の姿がほとんど見られませんでした。どこか別のところで食事中なのかもしれません。
その代わりといってはなんですが、ワシはいつも以上に見られました。
幼鳥が多いのですが、オジロワシ・オオワシを合わせて、この日は12羽が確認できました。移動中の個体でしょうか。

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 雪が降ってからウソの声をよく聞くなあと思っていたら、後ろの木にいた!

この日の夕方17時ごろ、マガンがむかわ・厚真方向から飛来し、一旦氷上で休む姿が見られました。そのあと本陣?1000羽以上が同じ方向からやって来たため、また飛び立ち、美々川河口方向で旋回していたようです。
せっかく渡ってきたけれど、まだ水面のあるところが少ないので難儀していそうです。 
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 氷上で休むマガンたち

(小山)

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 美々川河口から


2月18日の15:00~16:00、ウトナイ湖北岸の巡回を行いました。衰弱・死亡個体等の異常はありませんでした。確認された水鳥は下記のとおりです。

コブハクチョウ・オオハクチョウ・ヨシガモ・マガモ・キンクロハジロ・ホオジロガモ・ミコアイサ・カワアイサ・カワウ・ダイサギ・オジロワシ・オオワシ

美々川の河口付近で調査を開始しましたが、その周辺のハンノキの実をつつくマヒワの群れや、上空を飛ぶオジロワシやオオワシたちを見ることができました。
湖では、観察を始めたころはマガモたちと共にオオハクチョウ2羽が丸くなって寝ていましたが、午後3時半を過ぎると急ににぎやかに。採餌に行っていたと思われるオオハクチョウが次々と帰ってきました。
挨拶なのか「そこを退け」なのかは不明ですが、大きく「コウーコウー」と鳴きながら着水する様子は迫力がありました。
ちなみに、調査の時間中に確認できたのは、成鳥73羽、幼鳥1羽でした。

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 ハンノキの実を食べるマヒワ
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 オジロワシ幼鳥
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 千歳方向から飛んできたオオハクチョウの群れ


(小山)

今回は打ち合わせで来ている横浜自然観察の森のレンジャーTから報告させていただきます。
巡回したのは、通常と同じ苫東(勇払方面)と弁天沼です。

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(弁天沼)
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(ウトナイ湖美々川河口)

結果としては、特に異常ありませんでした。

ただ、横浜から来た人間の視点で、すごく良い場所だなぁと感じました。
それは雄大な自然がとても近いことです。
生活に便利な苫小牧市内から車を使って30分ほどで豊かな自然に出会うことができます。
普通にオオワシやオジロワシ、エゾジカなどの大型の動物がみられるような貴重な自然との距離の近さは、うらやましい限りです。

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(ウトナイ湖美々川河口)

自然のきびしい部分ももちろんあるとは思いますが、苫小牧市内に住む方には身近で貴重な自然を知ってもらい、大切にしていただきたいなと感じました。

T・H

2月13日、勇払原野の巡回を行いました。この日の苫小牧はプラス気温となる厳冬期とは思えないほど温かい日でしたが、弁天沼に着くと結氷した氷の上を通って冷やされた風で、私の肌は北海道ならではの刺すような寒さを感じました。
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【弁天沼】

氷上にワシなどの姿を見ることはできませんでしたが、代わりに草原にチュウヒ、林縁にノスリを確認することができました。

図1
【左:チュウヒ 右:ノスリ】

今年、ネイチャーセンター周辺では冬鳥があまり見られませんが、勇払にはアトリが来ていました。ウトナイ湖周辺と比べてアトリにとって好ましい条件があるのでしょう。
勇払原野内を通っている人工の側溝には常に凍っていない水があり、ダイサギがふちを歩いていました。きっと餌を探していたのでしょう。

木々を見ると相変わらずシカの食痕が目立ちました。シカ自身も数頭みかけました。苫小牧市内に住んでいるとなかなか気づきにくいですが、勇払では着実にシカが増え、木々に被害が出ているようです。何か手を打てればよいのですが・・・。
図2
【左:側溝の縁にたたずむダイサギ 右:シカに樹皮を食べられた木】


クマの足跡は見つかりませんでしたが、最近では冬眠しないクマをちらほらといるそうですので、勇払原野を散策される方は十分ご注意ください。
(松岡)

1503gooseArt2015年に開催した『雁のいろいろアート展』の様子


2月も2週目に入りました。
東北地方などで冬を過ごしていたマガンたちが、そろそろ北へ移動を始めたようです。
早いときには2月の後半にウトナイ湖へ渡って来る雁たち…

そんな雁たちをテーマにした応募型展示を今年も3~4月にかけて開催します。
『第2回 雁(がん)のいろいろアート展』です。

現在、雁にまつわる作品を募集しております!
まだ応募が少ない状態です。
皆様、是非ご応募ください(メール・FAXなど)

なお、応募の締め切りは、2月24日(水)までです。ちょっと日数が少ないですが、
皆様の作品をお待ちしております!        (小山)
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