2017/05

5月も終わりに近づき、ウトナイの自然は急速に変わりつつあります。
自然観察路では、木々の葉が茂り始め、景色もだいぶ様変わりしてきました。

淡い緑色の葉が多かったウトナイの林ですが、日に日に様々な緑色を見ることができるようになりました。
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見られる昆虫も増えてきました。

鮮やかな色のベニシジミです。
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大きなアキタブキの葉にとまるヨツボシトンボです。
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木道で羽を休めるシオヤトンボです。
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林の奥からは「ビョーケー・ビョーケー・リリリリリー」と、エゾハルゼミの鳴き声が聞こえてきました。
抜け殻も発見しました。
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植物も多くみられています。

地面を見渡すとキジムシロの花が咲いていました。
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林の中では、ベニバナイチヤクソウのつぼみが見られました。
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木道脇では、ズミやエゾノコリンゴの白い花が咲き始めていました。
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ミヤマザクラの白い花も見られました。
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鳥たちも活発に行動していました。

素早い動きで、木の枝を移動し何かをついばんでいたメジロです。
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にぎやかなさえずりが聞こえじっと待っていると、コサメビタキが顔を出してくれました。
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また、にぎやかなさえずりが聞こえると思ったら、高枝にビンズイがとまっていました。
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林の中を勢いよく飛び回りっていたこの鳥は?
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キビタキのオスでした。
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めまぐるしく変わっていくウトナイの自然をぜひ、見にいらしてください。
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(和歌月)

連日、曇りや雨、そして寒い風の続いたウトナイです。
雨が止んだ午後も、どんより曇りが続いています。

昨晩の大雨で、ウトナイ湖の水位が心配でしたが、思っていたより穏やかな湖でした。
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大雨と気温の低下に、夏鳥たちはどうしているかと歩いていると、新芽か何かを食べる鳥を発見しました。

「私はだれでしょう?」
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「私はメジロでした」
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さて、藪の中から出てきて、木の葉に隠れる鳥を発見しました。

「私はだれでしょう?(ピポ・ピポポ)」
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「私はベニマシコでした。」
オス1羽と、メス2羽が木の上を動き回っていました。
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木道脇を走り去ったシマリスは、木のに上り、じっとしていました。
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クロミノウグイスカグラ(ハスカップ)の花が少し咲いているようでした。
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雨の日も晴れの日も、日によって変わるウトナイの自然をぜひ見にいらしてください。、

(和歌月)

春を迎えたウトナイ湖周辺には、本州以南で冬を越していた夏鳥たちが渡ってきています。
ウトナイ湖野生鳥獣保護センターでは、その夏鳥を観察するイベントを開催します。
日本野鳥の会のレンジャーが観察路を一緒に周り、ご案内します。
キビタキやセンダイムシクイなどの姿と声を楽しみませんか?

夏鳥ウォッチングイベントの様子
広報用写真1.


【ウトナイ湖・夏鳥ウォッチング~美しい姿とさえずりを楽しもう~】

日時:2017年5月28日(日)10:00~12:00
(※プログラムの進行上、終了時間が若干遅れることもあります。予めご承知おきください。)

場所:ウトナイ湖野生鳥獣保護センター及び自然観察路
(所在地:〒059-1365 苫小牧市植苗156-26)

定員:先着20名

対象:どなたでも(小学生以下保護者同伴)

申し込み:ウトナイ湖野生鳥獣保護センター(0144-58-2231)


もしかしたら出会えるかもしれないキビタキ
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さえずりを聞くことができるかもしれないセンダイムシクイ
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みなさまのご参加を心よりお待ちしております。

※ウトナイ湖サンクチュアリネイチャーセンター(植苗150-3)
ではなく、道の駅ウトナイ湖に隣接の野生鳥獣保護センターでのイベントです。お間違いのないようお気を付けください。


(和歌月)

ウトナイはエゾヤマザクラが咲き始めました。

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林の中を歩くと、スミレの仲間があちらこちらに顔を出していました。
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キタコブシの花も見頃です。
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コゲラが飛んできて、木の上へ登って行きました。
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夏鳥のセンダイムシクイは元気に「チヨチヨ・ビー」とさえずっていました。
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頭上から何か落ちてくると思い見上げたところ、ハシブトガラが木の芽をつついていました。
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林の中では、縄張り争いか、キビタキのオスが追いかけあっていました。
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林の中では、チョロチョロうごくシマリスの姿がありました。
「ぼくはどこでしょう?」
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新緑が目にまぶしいウトナイの春です。
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今しか見られない自然の姿を見にいらしてください。
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(和歌月)

快晴の天気が続いています。
風も強くない本日は、ウトナイ湖の水が澄んでいました。
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ハスカップの小径では、マイヅルソウが伸びていました。
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そして、見上げると真っ白なキタコブシの花が見られました。
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暖かな木道には、シータテハが羽を休めていました。
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観察路を歩かれる際は、地面や木道でひなたぼっこしている生きものたちがいるかもしれません。気を付けて歩いていただければと思います。



鳥たちも活発に動きまわっていました。

地面の枯枝をたたくアカゲラ
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木の上でさえずる、ニュウナイスズメのオス
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ウトナイ湖の岸辺でさえずっていたウグイス
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同じく、岸辺付近に来ていたメジロ
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そして、ウトナイ湖で見ることが少ないヒガラが、ここ最近よく見られています。
駐車場や、木道、湖の岸辺などのユスリカの仲間が多く見られる場所にいることが多いと感じていたところ、
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ユスリカの仲間を口にいれるヒガラの姿が確認できました。「ペロリ!」
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春を待ちわびたかのように活発なウトナイの自然を見にいらしてください。
ネイチャーセンターは、7日(日曜日)まで連日開館しております。
観察路散策の際にぜひ、お立ち寄りください。
(和歌月)






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