初めまして。
日本野鳥の会保護区グループでレンジャーをしている稲葉と申します。普段は、シマフクロウやタンチョウの野鳥保護区の設置や管理の仕事をしていますが、今はウトナイ湖サンクチュアリに出張しており、1週間ほど滞在します。
ウトナイ湖や勇払原野の最新情報をお伝えしますので、短い期間ですがよろしくお願いいたします。


8月1日に、初めてのウトナイ湖を巡回しました。
気温は30度近くにもなり暑い1日でしたが、カンムリカイツブリやセンダイムシクイなどの鳥類や、ナガボノシロワレモコウ、トモエソウなどの植物を確認できました。
その中でも特に目立っていたのは、ウトナイ湖の夏の代表的な花のホザキシモツケです。
ホザキシモツケ_IMG_8102


ホザキシモツケの花は、長くふわふわしているのではなく、ピンク色の小さな花が無数に集まってできています。
ホザキシモツケ_拡大_IMG_8061


ウトナイ湖の全域で見られますが、イソシギの小径では群落が見られ、まるでピンク色の絨毯のようです。
ホザキシモツケ群落_IMG_8099


ウトナイ湖では、そろそろホザキシモツケの花が終わりを迎えますが、次は夏の終わりに咲くエゾリンドウなどが見られるようになります。暑い日が続きますが、これらの花が咲き始めると、秋はもうすぐと感じるかもしれませんね。


(稲葉)