2020/05

雲一つない青空、まぶしいほどの新緑、心地よい風。
きょうは、絵にかいたように爽やかな1日でした。
この時期は、白い花がよく見られます。

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こちらは、ほぼ満開となったズミ。非常によく似たエゾノコリンゴと思われる木もあります。

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その名もシロスミレ。湖岸の自然観察路で見かけます。


白いのは花ばかりではありません。


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こちらは、イヌコリヤナギのふわふわ。タネに綿毛がついています。

クロツグミやキビタキ、センダイムシクイのさえずりが流れるウトナイ湖へ、ぜひ、どうぞ。(中村サトシ)

臨時休館中のネイチャーセンターは、6月より時間を短縮して開館再開。初日は6月6日(土)です。詳細はコチラをご覧ください。

私たちの活動をご支援ください。ウトナイ湖ファンクラブのご案内はコチラをどうぞ。

皆さまこんにちは、見習いレンジャーのタイチです。

今日は晴れで穏やかです。ということで先日の記事とは打って変わって気分も良いです。

天候に気分を左右されるようじゃ、大人としてどうかと思うので、なるべく一定に保つようにしてはいますが、うーん、外因に左右されるのも自然の一部としての人間なのでしょうかね。でも当センターにも天候に左右されずにいつも同じテンションのレンジャーがいるので、見習いたいと思っています。

さて今日は弁天沼周辺について書いてみようと思います。
弁天沼はウトナイ湖南東に位置する浅い沼です。
調査に同行する機会が多く周辺の地理にもだいぶ明るくなってきました。
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印象は日によって変わります。

ですが一概に言えることはいつでも風が強く肌寒い、薄曇りのまさに「原野」というものです。宮崎駿監督作品にも原野や草原が多く描かれていますが、背景の工場群を含めるとまさにそんな世界。私は薄曇りが勇払原野にはふさわしいと思います。

この弁天沼周辺は戦後に入植された方が多いと聞きます。開墾し生活の場となっていましたが、苫小牧東部開発計画によって立ち退きを余儀なくされ、せっかく切り開いた土地は一度工場用地となります。しかし景気の後退により誘致が思うように進まず、そのまま荒廃し草原に戻りつつある、といった経緯があります。なんとも数奇な運命をたどって現在の環境が保たれているというわけです。世界的に見てもとても珍しい環境ではないでしょうか。

戦後に入植された方々のご苦労はいかばかりかと、思わずにはいられません。
そして、湿った大地を足の裏で感じるたびに開高健の「ロビンソンの末裔」という小説を思い出します。フィクションではありますが終戦直後の混乱期に北海道へ渡った方たちの苦難を描いた作品です。時に、羅列された事実よりも小説のほうが多くを想起させる、という良い例でしょうか。

株式会社苫東の所有地のため立ち入りが制限されているエリアもありますが、付近の国道を車(本当は自転車がおすすめ)で走るだけでも「その開拓と変遷」の残り香を感じることができますよ。

家でゲームばかりやってないで、休日は外に出なさい! 
と自分への叱咤で締めたいと思います。

(中村T)

皆さまこんにちは。見習いレンジャーのタイチです。

さて、ネイチャーセンター付近の林内は夏鳥のさえずりで賑やかな状態が続いております。さえずりにはそれぞれに個性がありどれも美しいのですが、特に美声なのはクロツグミとオオルリですかね。高くてクリアでソプラノ歌手のようです。いやいや、俺はヤブサメのさえずりが好きなんだ、というあなたは相当な玄人でございます。シッシッシ。

さて、林内をぶらぶらしていたらこの鳥を撮ることができました。
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センダイムシクイです。

声はするけどなかなか姿を見ることができなかったのですが、ちょうど頭上で休んでいました。頭央線が見えていますね。

頭央線(とうおうせん)とは頭頂にモヒカン状に現れる(これが一番わかりやすい表現だと思うが...)線のことを指します。ほかのムシクイにも頭央線がある種もいますがウトナイで見られる種ではないので、この頭央線が見られたらセンダイムシクイで確定で大丈夫だと思います。加えて特徴的なさえずりが聞かれたら間違いありません。

このセンダイムシクイ、林内のいたるところでさえずっていますがなかなか姿を見ることができずにいました。しばしば迷うのは、ウグイスとの識別です。ともに似たような淡い色合いで白い眉班があります。明確な違いはいくつかありますが、林内だと慣れている人じゃないと難しいですね。基本的にウグイスのほうが尾が長く色味が地味です。これを頼りに識別に挑戦してみてください。

今日は雨でなんだかぼーっとしています。このまま目を閉じたら気持ちよさそうです。
と思っていたら今も窓外でチヨチヨビーと。

ウトナイ湖周辺は、風が冷たく、肌寒いです。
霧雨も降り、湖は幻想的に。
写真の対岸にうつる白いものは、1年中見られるコブハクチョウ(外来種)です。
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寒い中でも、黄色いつぼみが目立っていたハルザキヤマガラシ。
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セントウソウの白い花が咲いていました。
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カラコギカエデのつぼみ。花が咲くといい香りがし、昆虫も集まります。
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ふしぎな形をした葉
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下から見上げると、ヤマモミジの葉でした。
これから開いていくようです。
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ホオノキも、芽吹き始めました。
冬芽がペロリとはがれ落ちていました。
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触ると危険なヤマウルシ(写真の中で茎が赤い植物)も芽吹きました。
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野鳥は、様々なさえずりが聞こえましたが、葉が出てきたため見づらくなりました。

コサメビタキ
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アオジ(オス)
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今週も気温があまり上がらない予報ですので、散策をされる際は服装にご注意ください。

(和歌月)

皆さまこんにちは。見習いレンジャーのタイチです。

昨日、勇払原野で毎年行われている調査の下準備に同行しました。画像は湿地を颯爽と走るTレンジャーです。湿地ということで足元はグチャグチャドロドロ、加えて胴長をはいているのでただでさえ歩きづらい。だがそこはさすが、湿地環境に精通したレンジャー。湿地を走らせてもすごいんです。
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さて今回は昨日の出来事を書かせていただこうと思っております。
私は車通勤で毎朝トラックや通勤車両の往来が激しい36号線を通るのですが、イライラさせられることがよくあります。職場に到着する前にイライラして疲れるのも癪なので、可能な限り仏の心持で運転するように心がけています。

昨日、普段通りに少しイライラしながら(仏は不在でした...)交差点で信号待ちをしていた際に、右側から来たトラックAが対向車線で右折待ちをしていたトラックBに合図をして、先に右折をさせました。トラックAの後ろにはほとんど車がおらず、トラックBの後ろには車が詰まっていたために先に行かせてあげたわけです。ここまではよくある話なのですが、トラックAのドライバーの「先に曲がっていいよ」の合図の出し方がすごかったのでここでわざわざ書いています。

そのドライバーは純白の手袋をしていて、薄暗い運転席からでも対向車のドライバーに合図がわかりやすいように工夫していました。薄暗いコックピットに浮かぶ真っ白い手が「先に行け合図」をしているんです。

まぁ実際のところはわかりません。相手が見やすいように白い手袋をしているわけではなく、偶然荷造りの際にしていた軍手を脱ぎ忘れただけかもしれません。でも、トラックはピカピカに磨かれており、自身が左折する際も目視、各ミラーの確認、再度目視しつつの巻き込み注意の左後方確認!と、なんとも美しい左折でした。

プロの仕事を見ましたね。業種を問わずプロの仕事を見るのは気持ちのいいものです。さて、自分はどうだろうと思わずにはいられません。プロの仕事ができているのだろうか?

知識と経験はすぐに得られるものではないのですが、そういった心構えは常に持っていられるはずなので、私も何か一つ、レンジャーたるもの!という芯になるモノを持とうと決めました。

というわけで持ちました。何を持ったかは秘密です。わかった方は当ててみてください。
「双眼鏡」とかそういう話じゃないですよ。きもちの部分です。

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