2020/06

皆さまこんにちは。見習いレンジャーのタイチです。

いやーなんか寒いですね、最近。ネイチャーセンター付近(苫小牧)だけなのでしょうか? 

ということで、気象庁のウェブサイトで少し調べてみました。苫小牧の日平均気温の月平均(最高気温の平均ではなく、その日その日の平均気温をさらに月で平均を出したもの)では昨年の6月は14.5度、今年は25日までのデータで16.0度なので昨年よりは暖かいようですね。

ちなみに、昨年の6月期、主な地点の日平均気温の月平均はこんな感じです。札幌17.4度、仙台19.0度、東京21.8度。うーん、やはり苫小牧は涼しいようだ。昨年のデータではありますが札幌と約3度の差は大きいなという印象です。平均値でこの差ですからね。この涼しさの原因は何なのだろうか。地形?日照時間?今度じっくり調べてみたいと思います。

24日、久しぶりに弁天沼周辺の巡回調査に同行しました。定期的に巡回することによって細かい変化にも気づいていくようになりますね。特に野生動植物の変化には敏感でいなくてはいけません。いちおう、レンジャーですから。

調査は主に希少鳥類について、その生息と繁殖の確認のために行われています。調査結果は毎年まとめてプレスリリースという形で出しておりますのでそちらをご参照いただければと思います。昨年までのプレスリリースは勇払保全プロジェクトのページでご確認ください。弁天沼周辺を含む勇払原野には希少種が生息・繁殖していますよ、だからみんなで守っていきましょう、というのが趣旨でございます。

希少種ではありませんが、今回はこちらの親子にご登場願いました。
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エゾシカの親子です。私はエゾシカを見ると複雑な気持ちになります。市街地で見るキタキツネやヒグマも同じです。単純にカワイイとは思えません。エゾシカは明治期には絶滅の危機に瀕しましたが、現在では数が増えすぎていて生態系や農林業に悪影響を与えていると報告されています。そもそもの原因はエゾオオカミの絶滅、これは人間の手によるもの。増えすぎて困るからといって駆除をするのも人間の都合。「人間の都合=私の都合」と考え、関心を持つことから始めようと、きれいな瞳を見ていて思いました。

そんなに見つめられると、困りますねぇ...

(中村T)


皆さまこんにちは。見習いレンジャーのタイチです。

ここウトナイ湖は6月はじめに一瞬暑くなりましたが、その後は比較的涼しい日が続いております。皆さまいかがお過ごしでしょうか? 今日は日曜日。普段と信号のタイミングが違うので交差点でほぼ止まることなくネイチャーセンターに到着し、機嫌がよいです。

さて、昨日自然観察路で撮影した一枚から...
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ハマハタザオの蜜を吸うギンイチモンジセセリです。
ストロー状の口吻が見えてますね。比較的小さなチョウで、おもては単色、うらはその名のとおり後翅に銀色の帯が一本入ります。なんとも渋い野武士風のチョウです。チョウに生まれ変わるならこの辺がいいかなと思います。アゲハチョウというキャラでもないので...

最近の自然情報として、まず挙げるべきは...ホトトギスでしょうか。
11日に美々川河口で中村チーフが気付いたのを皮切りに、その後ネイチャーセンター付近でもさえずりが聞こえるようになりました。レンジャーはじめ、常連の皆さまのテンションも上がっています。それほどここウトナイでは珍しいようですね。戦国武将の個性を表す川柳で有名なこのホトトギス、見習いレンジャーの一句で締めたいと思います。

鳴かぬなら
たぶん
ホトトギスじゃない


(中村T)

最近シオヤトンボをネイチャーセンターや勇払原野の弁天沼などの湿地で、見かけるようになりました。
先日木道脇にオスが3匹並んでいましたが、図鑑によるとオスは水際の乾いた石や地面に止まり、テリトリーを張ってメスの到来を待つそうです。

シオヤトンボ


なるほど、そのうち一匹のメスがやってきて交尾していました。

シオヤトンボオスメス




参考図鑑 広瀬良宏ほか.2007.北海道のトンボ図鑑

皆さまこんにちは。見習いレンジャーのタイチです。

予想最高気温が30度に近い日が続いておりますが、ウトナイ湖付近の林内は涼しく散策に適した日和です。しかし、ダニが気になる季節になりましたので、なるべく肌の露出を避けた服装でお越しください。某チーフレンジャーは人には言えない、恥ずかしい部分を刺されたことがあるそうですよ。そんな話にビビッて、私は完全防備です。養蜂家みたいな恰好で歩いているおじさんがいたら、それは私です。

さて、前回のブログに指摘が入りましたので訂正をさせていただきます。アヤメの仲間はウトナイでは自生しないと書きましたが、ヒオウギアヤメがこれから咲くそうです。マガンのテラス~ハクチョウのデッキ付近でよく見られる、ということです。失礼いたしました。しっかり勉強しなければいけませんね。

ウトナイ湖サンクチュアリでは花の季節が続いております。黄色の花が多いのですが今日はその中の一つをご紹介します。
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上の画像はヤナギトラノオというサクラソウ科の植物で寒冷地の湿地に自生します。まさにウトナイのような環境を好む種でしょうか。他には黄色い花としてオオダイコンソウ、ハナニガナ、ミツバツチグリなどが見ごろとなっています。

野鳥に目を移すと、ここ数日でエゾセンニュウの声が大きくなりました。ネイチャーセンターは「ジョッピンカケタカ」の大合唱に包まれ、いつも以上に防犯意識が高まっております。ですが、まだ姿を見ることができていません。ベテランカメラマンの皆さまも「姿が見えない...」とぼやいています。

声は聞こえるけど姿が見えない鳥ツートップのもう一角はイカルです。「イカルを見たいんですけど、なかなか見えないんですよねぇー」と先輩レンジャーに相談したら、「窓の近くにイカルを置いとけば会いにくるんじゃない?」(適当)との回答が。早速イカルを窓辺に設置しました。
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これでイカルが見られるはず! 先輩レンジャーの言うことに間違いはないはずです。

皆さまこんにちは。見習いレンジャーのタイチです。

まずは、最近観察したものです。
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カキツバタの花にとまるベニシジミ。
カキツバタは湿地を好む花で、ハナショウブとよく似ています。もう一つ似ている種としてアヤメが挙げられますが、アヤメは乾燥地を好む為、ウトナイ湖の水辺では観察されません。カキツバタとハナショウブ、識別のポイントは花弁の中心に入る色?みたいですね。白だとカキツバタ、黄色であればハナショウブということらしいです。間違っていたらご指摘ください。
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そしてコウライテンナンショウの仏炎苞(ブツエンホウ)。
白い縦筋が特徴です。これは花ではなく葉が変形したもので、ミズバショウの白い部分と同じですね。中にゆったりと納まっているのは花序になります。茎の模様しかり、独自のスタイルを確立していますね。うらやましい限りです。

さて、先週末は久しぶりの開館となりました。
特に日曜日は大勢の来館者の方で賑わい、久しく来ることのできなかった常連さんの姿もちらほらと見かけることができました。また、長年解説のボランティアをしていただいている面々も続々登場、皆さんお元気そうでホッとしました。

一つウトナイでは珍しい種として、6日(土)にクロハラアジサシがイソシギのテラスで確認されました。写真撮影をしていた方がレンジャーに質問し中々答えが出せずにいましたが、解説ボランティアのKさんが最終的に答えを出してくれました。私はてっきり「ハラグロ」アジサシだと思い込んでいて連呼してたら、いやいや、それはタイチさんでしょーいっしっしーと言っている人もいましたね。差し入れありがとうございました。

林内の鳥は葉によって見づらくなってしまいましたが、先日のブログでお伝えしたバードバスにはたくさんの野鳥が水浴びに来ています。是非今週末も皆さま遊びに来てください。お待ちしております。

(中村T)


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