カテゴリ: 自然

皆さまこんにちは、見習いレンジャーのタイチです。

4連休真っただ中、いかがお過ごしでしょうか?
本来東京オリンピックが開幕していたはずの連休ですね。そういわれると少し体を動かしたくなります。

さて、最近のネイチャーセンター周辺の動植物の状況ですが、複数の来館者の方がシマリスを目撃しています。エゾリスに比べ観察距離が近く、気づいたら目の前に!なんてこともあるのでカメラ・双眼鏡を構えつつゆっくり歩きましょう。油断して全然関係のないことを考えているときに限って、見たいものが出てくるものです。

ネイチャーセンター周辺で見ごろの植物を一つ
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ノリウツギの真っ白な装飾花が見ごろですね。中村チーフ曰く「今年のノリウツギは特にきれいだ!」とのことです。嬉しそうにカメラ片手に出かけていきました。

さて、私は館内の資料整理をすることが多いのですが、よく聞かれるフクロウについてまとめてみました。フクロウという名前ですが、フクロウ科の仲間全般を指してフクロウと呼ばれることが多いのですが、「フクロウ」という種もちゃんと存在します。

2009~2019年の間に観察されたフクロウの仲間ですが、フクロウが8回、コミミズクが4回となっております。レンジャーが出勤し記録をつけた回数が約2700回なので確率的にはものすごく低いということですね。ですが、フクロウを狙って見ようとしていたわけではないですし、夜間に観察もしていないので、あくまで参考ということで。実は毎晩、当館の近くの枝にとまってこちらを見ている可能性も、ないわけではありません。そう考えただけでワクワクします。

皆さまこんにちは、見習いレンジャーのタイチです。

相変わらず涼しい日が続いている、ここウトナイ湖。たくさん聞かれた野鳥のさえずりも心なしか減ってきたような気がします。恋の季節ではなく巣立ちの季節になったということでしょうかね。先週末、お客さんも来ないし暇だなぁーとうつらうつらしていたら、「入口に鳥がいます!」と少年。慌てて見に行くとこんな感じでした。
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シジュウカラの幼鳥です。
あれにそっくりです。何かわかりますか? これです。

「野鳥の子育て応援(ヒナを拾わないで)キャンペーン」

ヒナを見つけた場合は安易に手を出さず、基本見守るスタンスで。ご協力をよろしくお願いします。

ちなみにこのシジュウカラの幼鳥は、しばらく様子を見ていましたが1時間後に無事林の中に飛んでいきました。家族と合流できたはずです。

皆さまこんにちは。見習いレンジャーのタイチです。

ここウトナイ湖は6月はじめに一瞬暑くなりましたが、その後は比較的涼しい日が続いております。皆さまいかがお過ごしでしょうか? 今日は日曜日。普段と信号のタイミングが違うので交差点でほぼ止まることなくネイチャーセンターに到着し、機嫌がよいです。

さて、昨日自然観察路で撮影した一枚から...
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ハマハタザオの蜜を吸うギンイチモンジセセリです。
ストロー状の口吻が見えてますね。比較的小さなチョウで、おもては単色、うらはその名のとおり後翅に銀色の帯が一本入ります。なんとも渋い野武士風のチョウです。チョウに生まれ変わるならこの辺がいいかなと思います。アゲハチョウというキャラでもないので...

最近の自然情報として、まず挙げるべきは...ホトトギスでしょうか。
11日に美々川河口で中村チーフが気付いたのを皮切りに、その後ネイチャーセンター付近でもさえずりが聞こえるようになりました。レンジャーはじめ、常連の皆さまのテンションも上がっています。それほどここウトナイでは珍しいようですね。戦国武将の個性を表す川柳で有名なこのホトトギス、見習いレンジャーの一句で締めたいと思います。

鳴かぬなら
たぶん
ホトトギスじゃない


(中村T)

皆さまこんにちは。見習いレンジャーのタイチです。

予想最高気温が30度に近い日が続いておりますが、ウトナイ湖付近の林内は涼しく散策に適した日和です。しかし、ダニが気になる季節になりましたので、なるべく肌の露出を避けた服装でお越しください。某チーフレンジャーは人には言えない、恥ずかしい部分を刺されたことがあるそうですよ。そんな話にビビッて、私は完全防備です。養蜂家みたいな恰好で歩いているおじさんがいたら、それは私です。

さて、前回のブログに指摘が入りましたので訂正をさせていただきます。アヤメの仲間はウトナイでは自生しないと書きましたが、ヒオウギアヤメがこれから咲くそうです。マガンのテラス~ハクチョウのデッキ付近でよく見られる、ということです。失礼いたしました。しっかり勉強しなければいけませんね。

ウトナイ湖サンクチュアリでは花の季節が続いております。黄色の花が多いのですが今日はその中の一つをご紹介します。
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上の画像はヤナギトラノオというサクラソウ科の植物で寒冷地の湿地に自生します。まさにウトナイのような環境を好む種でしょうか。他には黄色い花としてオオダイコンソウ、ハナニガナ、ミツバツチグリなどが見ごろとなっています。

野鳥に目を移すと、ここ数日でエゾセンニュウの声が大きくなりました。ネイチャーセンターは「ジョッピンカケタカ」の大合唱に包まれ、いつも以上に防犯意識が高まっております。ですが、まだ姿を見ることができていません。ベテランカメラマンの皆さまも「姿が見えない...」とぼやいています。

声は聞こえるけど姿が見えない鳥ツートップのもう一角はイカルです。「イカルを見たいんですけど、なかなか見えないんですよねぇー」と先輩レンジャーに相談したら、「窓の近くにイカルを置いとけば会いにくるんじゃない?」(適当)との回答が。早速イカルを窓辺に設置しました。
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これでイカルが見られるはず! 先輩レンジャーの言うことに間違いはないはずです。

皆さまこんにちは。見習いレンジャーのタイチです。

まずは、最近観察したものです。
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カキツバタの花にとまるベニシジミ。
カキツバタは湿地を好む花で、ハナショウブとよく似ています。もう一つ似ている種としてアヤメが挙げられますが、アヤメは乾燥地を好む為、ウトナイ湖の水辺では観察されません。カキツバタとハナショウブ、識別のポイントは花弁の中心に入る色?みたいですね。白だとカキツバタ、黄色であればハナショウブということらしいです。間違っていたらご指摘ください。
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そしてコウライテンナンショウの仏炎苞(ブツエンホウ)。
白い縦筋が特徴です。これは花ではなく葉が変形したもので、ミズバショウの白い部分と同じですね。中にゆったりと納まっているのは花序になります。茎の模様しかり、独自のスタイルを確立していますね。うらやましい限りです。

さて、先週末は久しぶりの開館となりました。
特に日曜日は大勢の来館者の方で賑わい、久しく来ることのできなかった常連さんの姿もちらほらと見かけることができました。また、長年解説のボランティアをしていただいている面々も続々登場、皆さんお元気そうでホッとしました。

一つウトナイでは珍しい種として、6日(土)にクロハラアジサシがイソシギのテラスで確認されました。写真撮影をしていた方がレンジャーに質問し中々答えが出せずにいましたが、解説ボランティアのKさんが最終的に答えを出してくれました。私はてっきり「ハラグロ」アジサシだと思い込んでいて連呼してたら、いやいや、それはタイチさんでしょーいっしっしーと言っている人もいましたね。差し入れありがとうございました。

林内の鳥は葉によって見づらくなってしまいましたが、先日のブログでお伝えしたバードバスにはたくさんの野鳥が水浴びに来ています。是非今週末も皆さま遊びに来てください。お待ちしております。

(中村T)


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