カテゴリ: 自然

 ガン類(大半はマガン)の渡りが本格化。宮城県などで冬を越し、繁殖地のロシアへ向かう途中に立ち寄ったのです。春の渡りでのガン類は、ウトナイ湖を「ねぐら」利用しており、早朝に飛び立って周辺の田畑に降り、落ち穂などを食べ、夕方になると戻って来る、という1日を過ごします。
 本日の早朝、渡来数を把握する調査を行ないました。氷は薄くなっているものの、湖の7割ほどは凍っています。昨年同期より開水面は少なく、現在は美々川流入部と勇払川流入出部のみ。ガン類は狭い水域で夜を過ごしているようです。
写真1.
本日の調査メンバー。後方にマガンの群れ。

 さて、今朝の調査結果は、ガン類(大半がマガン)が20,000羽以上、ヒシクイ(識別できた数)150羽前後、ハクガン5羽、シジュウカラガン1羽、マガンの白化個体1羽でした。午前5時半前後にはかなりの数が南東方向(むかわや厚真方面)や北方向(千歳方面)に向け、飛び立ちました。
 その他は、今季初確認のコハクチョウが7羽、オオハクチョウ76羽、カモ類は7種、ワシ類もオオワシ9羽、オジロワシ5羽など。いよいよ湖がにぎわう季節の到来です。(中ふつ)
写真2.
空が白み始めるなか、飛び立つガン類

【お願い】
 ガン類は非常に警戒心の強い野鳥です。観察においては近づきすぎないよう、またフラッシュを使用しての撮影はご遠慮ください。これから長い旅をするガンたちを温かく見守ってくださいね。

【お知らせ】
 ネイチャーセンターでは19日に「たそがれに雁を見る会」を、27日に「あかつきに雁を見る会」を行ないます。どうぞご参加ください。詳しくはコチラをどうぞ。




2月末から暴風雪が続いています。
雪や風午後には少しおさまってきたので、その合間をぬって巡回をしてきました。

風が強かったため、折れやすいハンノキの枝が散策路にバラバラと落ちています。一部よけながら進みましたが、まだ風が収まりきってはいないため、また落ちてくる可能性があります。
散策の際にはお気を付け下さい。
20160301WCnear
 野生鳥獣保護センター前の様子
 北東の風が強く吹き付けた雪が幹に白い筋を作っている
20160301terasuM
 マガンのテラスの様子

ハクチョウの小径の岸辺から美々川河口を見ると、多くはありませんが氷が開いているのが見えます。
一見何もいそうにない写真(下)ですが、
20160301snow-bibi-cut

よ~~~く見ると、鳥の姿が…

20160301snow-bibi-swans 20160301snow-bibi-oowasi

 ハクチョウ類(湖に浮かぶ白い団子のようなもの)、オオワシ成鳥


林周辺では、嵐の合間をぬって餌探しに励む面々と出あえました。
20160301ezorisu ハンノキの実をかじるエゾリス
20160301mahiwa 同じくハンノキの実をついばむマヒワ
20160301enaga 小鳥の群れに5,6羽で交じり枝先からエサを探すエナガ…のおしり


雪が場所によっては吹きだまっているところもあり、散策の際の足元は長靴がおすすめです。
所により、20~30cmの積雪があるところもあります。
きっちり「まかなって」、遊びに来てくださいね。 (小山)

DSC_0456

今年もよろしくお願いいたします。ウトナイ湖に初日の出を見にいらした方も多かったのではないでしょうか。私事ですが年始に乗った飛行機が勇払原野の真上を通り、思わずシャッターを切りまくってしまいました。すっかり凍った湖の様子をご覧ください(1月4日撮影)。ちなみに昨日1月5日時点でウトナイ湖の結氷は9割ほどです。

①弁天沼DSC_0349
全面結氷しています。この弁天沼で、昨年タンチョウの飛来が確認されました。
詳しくはこちら→『苫小牧東部開発地域(苫東地域)で、今年も7種の希少鳥類を確認~タンチョウの飛来は3年連続~』(プレスリリース資料、PDFが開きます)

②ウトナイ湖(美々川河口付近)DSC_0366
残念ながらウトナイ湖全域は見渡せませんでした。
上の写真は、ウトナイ湖のこのあたりです(下図、白丸の箇所)
図1


③美々川
DSC_0380
よく見ると、川面にハクチョウが浮かんでいます

なお野生鳥獣保護センターは、昨日1月5日(火)より、通常通り開館しています。
ネイチャーセンターは1月9日(土)より、通常通り開館しています。
皆さまのご来館を、スタッフ一同お待ちしております。 (福家)

DSC_0235
昨日12月8日の最低気温は-5℃でした。湖面は東側(ネイチャーセンター側)を中心に厚い氷が張っていました。湖が凍る日がちらほら出てきて以来、姿を見ることの少なくなっていたマガンが400羽ほど、その氷の上や水面に見られました。またマガンの他にも、オオハクチョウ(80羽ほど)が氷の上で羽づくろいをする様子や、対岸でオジロワシがじっと樹上にとまる様子なども見られました。少しずつ、冬の景色に移行する、そんな一日でした。

一方、森を歩けば、積雪は随分減っているものの、雪の上に動物の足跡がたくさん。エゾリス、キタキツネ、エゾユキウサギ、エゾシカ、等々。動物の気配が確かに感じられる冬の森です。
DSC_0285
エゾユキウサギの足跡
DSC_0070
ツルウメモドキの実をついばむヒヨドリ


また川では、2羽のカワセミが鳴き交わしながら飛んだり川面のすぐ上の枝にとまったりする様子が見られました。DSC_0304
この中にカワセミが2羽います、探してみてください(オタルマップ川)

湖、森、川。冬は、他の季節に比べて見どころが少ないと思う方もいるかもしれませんが、ウトナイ湖を中心に広がる多様な環境、それぞれをじっくりと探してみると、そこに暮らす生き物の営みが感じられるかもしれません。DSC_0204
(福家)

今朝のウトナイ湖は、雪が降り積もり真っ白。
昨日までは、積もった雪が解けてグシャグシャになったり水たまりが凍ってツルツルになったり、という状態が続いていましたが、それらもすっかりふわふわの新雪の下。今日いらっしゃった、本州からいらした団体の皆様も、「キュッキュ」という新雪の踏み心地を楽しまれていました。
現在は太陽が出てまた雪は溶けてしまっています。根雪になるまではこのような状態が続きますので、散策される方は足元の装備にお気を付け下さい。

DSC_0004
ネイチャーセンター駐車場より、国道36号へ続く道(本日12/4午前9時半頃)

DSC_0026
木道上に残されたエゾリスの足跡

ojiro2-2
陽射しの中、対岸(南西部)にとまる2羽のオジロワシ
(福家)

↑このページのトップヘ