カテゴリ: 自然

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今年もよろしくお願いいたします。ウトナイ湖に初日の出を見にいらした方も多かったのではないでしょうか。私事ですが年始に乗った飛行機が勇払原野の真上を通り、思わずシャッターを切りまくってしまいました。すっかり凍った湖の様子をご覧ください(1月4日撮影)。ちなみに昨日1月5日時点でウトナイ湖の結氷は9割ほどです。

①弁天沼DSC_0349
全面結氷しています。この弁天沼で、昨年タンチョウの飛来が確認されました。
詳しくはこちら→『苫小牧東部開発地域(苫東地域)で、今年も7種の希少鳥類を確認~タンチョウの飛来は3年連続~』(プレスリリース資料、PDFが開きます)

②ウトナイ湖(美々川河口付近)DSC_0366
残念ながらウトナイ湖全域は見渡せませんでした。
上の写真は、ウトナイ湖のこのあたりです(下図、白丸の箇所)
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③美々川
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よく見ると、川面にハクチョウが浮かんでいます

なお野生鳥獣保護センターは、昨日1月5日(火)より、通常通り開館しています。
ネイチャーセンターは1月9日(土)より、通常通り開館しています。
皆さまのご来館を、スタッフ一同お待ちしております。 (福家)

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昨日12月8日の最低気温は-5℃でした。湖面は東側(ネイチャーセンター側)を中心に厚い氷が張っていました。湖が凍る日がちらほら出てきて以来、姿を見ることの少なくなっていたマガンが400羽ほど、その氷の上や水面に見られました。またマガンの他にも、オオハクチョウ(80羽ほど)が氷の上で羽づくろいをする様子や、対岸でオジロワシがじっと樹上にとまる様子なども見られました。少しずつ、冬の景色に移行する、そんな一日でした。

一方、森を歩けば、積雪は随分減っているものの、雪の上に動物の足跡がたくさん。エゾリス、キタキツネ、エゾユキウサギ、エゾシカ、等々。動物の気配が確かに感じられる冬の森です。
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エゾユキウサギの足跡
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ツルウメモドキの実をついばむヒヨドリ


また川では、2羽のカワセミが鳴き交わしながら飛んだり川面のすぐ上の枝にとまったりする様子が見られました。DSC_0304
この中にカワセミが2羽います、探してみてください(オタルマップ川)

湖、森、川。冬は、他の季節に比べて見どころが少ないと思う方もいるかもしれませんが、ウトナイ湖を中心に広がる多様な環境、それぞれをじっくりと探してみると、そこに暮らす生き物の営みが感じられるかもしれません。DSC_0204
(福家)

今朝のウトナイ湖は、雪が降り積もり真っ白。
昨日までは、積もった雪が解けてグシャグシャになったり水たまりが凍ってツルツルになったり、という状態が続いていましたが、それらもすっかりふわふわの新雪の下。今日いらっしゃった、本州からいらした団体の皆様も、「キュッキュ」という新雪の踏み心地を楽しまれていました。
現在は太陽が出てまた雪は溶けてしまっています。根雪になるまではこのような状態が続きますので、散策される方は足元の装備にお気を付け下さい。

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ネイチャーセンター駐車場より、国道36号へ続く道(本日12/4午前9時半頃)

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木道上に残されたエゾリスの足跡

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陽射しの中、対岸(南西部)にとまる2羽のオジロワシ
(福家)

12月初日、天候は晴れ。くっきり鮮やかな青空の一日でした。
11月24日より降り積もった雪が観察路には残っており、ウトナイ湖畔はすっかり冬景色です。11月28日に初認となったオオワシ(発見したレンジャー曰く、トビの群れに混じって飛んでいたとのこと)、今日も対岸の木にとまっている様子が確認できました。ネイチャーセンター、野生鳥獣保護センターにお越しの際は、館内に設置している大きい望遠鏡で対岸の木を探してみてくださいね。図1 oowasi
対岸にとまるオオワシ(保護センター横の東屋より南西部対岸方向)

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ハンノキの実をもりもり食べるエゾリス(野生鳥獣保護センター前)

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威嚇のポーズ(?)

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獲物をくわえて飛翔するカワセミ(東屋前)

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現在の観察路の様子(ハスカップの小径、イソシギのテラス~オタルマップ川)(12月1日撮影)
※木道上の残雪が凍ってツルツルしています、通行される場合はご注意ください

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先日11月26日、5割ほど凍った湖(本日は結氷無し)

(福家)

ウトナイ湖サンクチュアリには「タスオ池」と名称のついた池をご存じでしょうか。
キタキツネの小径の道脇にあり、林にすむほ乳類や野鳥の水飲み場や水浴び場、また、エゾアカガエルなどにとっては産卵場ともなっていて、大変重宝されている水たまりです。
ところが、雪解け水のある春先や雨の多い秋などを除くと、すっかり枯れてしまうことが多く、もっと水を枯らさずにいられる方法はないか、と毎回頭を悩ましていました。

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 ある夏のタスオ池。すっかり干上がっている

そんな時、ウトナイ湖ファンクラブ会員の方を対象とした「ファンクラブの集い」の中で、「水田の漏水防止などにも使用されるベントナイト(粘土質)というものがある」と会員の方が教えてくださり、さらに、その物自体を送ってきてくださったのです。

バタバタと日々の業務を行っていたら、なかなかチャレンジする機会をとれず、さあできるぞ!と息巻くと、池自体が干上がっていたり…と悶々としていたのですが、ついに今月、取り掛かることができました。
これからの季節は、干上がるというよりは凍ってしまう確率の方が高いため、効果を確認できるかはまだわかりませんが、もし、来年の夏も水が残ってくれていたら、レンジャー及び、エゾアカガエルのオタマジャクシの寿命が延びることになりそうです。

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 水で白っぽい泥をよく溶いて、池でもよく撹拌する tasuo1118
 一週間後、沈着したためか上澄みは透明に

今後も気を付けて「タスオ池」を見守っていきたいと思います。


……ちなみに、「タスオ池」の名前の由来は…?
この池は実は、自然にできたものではありません。ネイチャーセンター開設初期に、ボランティアの方などが掘ったり補強したりしてできた人工の水たまりなのです。
名前は、順に池を掘り進めた「タザワさん、スガタさん、オダさん」の頭文字から付けられ、命名者は初代レンジャーの安西さんです。

この秋、タスオ池の「オ」の方で、ウトナイ湖ファンクラブの会員でもある織田さんが当サンクチュアリを訪ねてくださいました。その際に、ウトナイ湖と関わるきっかけや、タスオ池はどうやってできたのかなどを聞かせていただきました。その時のお話はまた後日。(小山)

*ウトナイ湖ファンクラブについては コチラ をどうぞ。

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