カテゴリ: 勇払原野の保全

皆さまこんにちは、見習いレンジャーのタイチです。

急に「秋」って感じになりましたね。夜、窓を開けたまま眠ると窓から入り込む冷気で目が覚めてしまうほど、台風を契機に空気が入れ替わった感じがします。

少しずつですが葉も落ちはじめ、先日の雨もあり木道部分は大変滑りますので散策の際はご注意を。

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さて、そんなさなか初認の情報です。

9月7日 ヒシクイ

9月11日 マガン

昨年度、ヒシクイは9月11日、マガンは9月20日が初認日となっており、それぞれ早めの飛来となりました。ヒシクイはウトナイ湖上で休んでいる個体が多く、昨日は40羽以上がレンジャーによって確認されています。マガンは鳴き声、飛去する姿は確認されていますが湖上にいる個体はわずかで、通過しているのか近隣の他の水辺にいるのでしょうか。目撃された方は情報をいただけると嬉しいです。

その他、昨日はアオサギが40羽以上、野生鳥獣保護センター側で確認されています。こんなに多くのアオサギをウトナイで見るのは初めてだったのでびっくりしました。ずらーっと居並ぶ少しガラの悪いサギたちは圧巻でした。一部を除き北海道では夏鳥で本州方面へ越冬のため移動するようなので、その途中に立ち寄ったのでしょうね。どこから来てどこへ行くのか、どこの水が一番おいしかったか、旅の宿の主になった気分で聞いてみたいものです。

その他、渡りの途中と思われるツバメ類や種不明ですが小鳥の群れも多く見ることができるようになりました。

最後にもう一つ画像。

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赤く色づいてきたコウライテンナンショウの実です。なんだか欧米のチョコ菓子みたいですね。

少し肌寒いので暖かくしてウトナイに遊びに来てください。
私は今日、上着を自宅に忘れてきてしまい、くしゃみをしながらこの記事を書いています。

(中村T)

皆さまこんにちは、見習いレンジャーのタイチです。

なんだか気付けばウグイスのさえずりもすっかり聞こえなくなり(最後の記録はなんと8月9日!うっかりしていました)、ホザキシモツケの花もほぼ終わり、チョウセンゴミシの実も赤く色づき始め、ハネナガキリギリスがギーギー鳴き、と季節は確実に移ろっています。私は完全に取り残された感じですが...皆さんはこの急な変化に対応できているでしょうか? 

今日撮った写真から。
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ハクチョウの小径のエゾリンドウ。草地や湿地で見られます。サワギキョウも近くで咲いているので湖岸には紫の花が多い状態ですね。

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魚を探すミサゴ
真下を見ながらホバリングしていました。チュウヒもそうだが、そんなにずっと下を見ていて肩が凝らないのかと余計な心配をしてしまいます。ウトナイ湖の鯉は大型のものが多いので(湖岸から見えるのは50センチ大のもの)魚を探す際は自身で運んで調理できるサイズを選んでいるのだろうか。しばらく見ていましたが、飛び込む直前にやめる動作を繰り返していました。魚が大きすぎたのか、魚に気が付かれたのか。知る由もありません。

(中村T)

皆さまこんにちは、見習いレンジャーのタイチです。

私がこちらに勤務して約5か月が経過。ですが肩書から「見習い」を外すことができません。また、だれからも「そろそろ外したらいいんじゃない」という声も聞こえません。一般的には半年を経過すればその職場の雰囲気にも慣れ、そこそこなんでもできるようになるはずですが、私はどうもペースが遅いようです。考えたくはないが歳のせいもあるかもしれませんね。新しい物事がすんなり頭に入ってこなくなってきているような気がします。自分のこれまでの蓄積の無さを悔やむばかりです。これを見ている若者諸君! ゲームをしている暇があったら何でもいいから知識と経験を仕入れておきなさい。じゃないと一生「見習い」ですぞ!

さて、気を取り直して、ウトナイの近況です。
ズミが散った後、あぁ花の季節が終わってしまった...と思っていたのですが、ウトナイの花の季節は粘り強く、長く続くのですね。8月に入っても新たに咲き始める花があります。多くの自然愛好家が足しげく通う理由がここにあります。

こちらはタチギボウシ。オオウバユリの紫版のようなきれいな花です。
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そしてこちらはトモエソウ。だと思うのですが...もう少し花弁が捻じれるはず。
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日曜は野生鳥獣保護センターに終日いたので久しぶりに展望台に上りました。
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寒い時期は意地悪に思える強風も、この時期は一服の涼風。しばらく口を半開きにして癒されていました。そしてこの写真を撮ろうとカメラをカバンから取り出したとき、レンズキャップがコロコロ転がって地上へ落下。柵があるので行方を追うこともできず、失くしてしまった!と思いがっくり。だがなんと展望台入口のそばの芝生に、ここだよと言わんばかりに落ちていました。こういう運の使い方はしたくなかった...でも、おかえりなさい。

(中村T)

皆さまこんにちは、見習いレンジャーのタイチです。

今日は晴れで穏やかです。ということで先日の記事とは打って変わって気分も良いです。

天候に気分を左右されるようじゃ、大人としてどうかと思うので、なるべく一定に保つようにしてはいますが、うーん、外因に左右されるのも自然の一部としての人間なのでしょうかね。でも当センターにも天候に左右されずにいつも同じテンションのレンジャーがいるので、見習いたいと思っています。

さて今日は弁天沼周辺について書いてみようと思います。
弁天沼はウトナイ湖南東に位置する浅い沼です。
調査に同行する機会が多く周辺の地理にもだいぶ明るくなってきました。
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印象は日によって変わります。

ですが一概に言えることはいつでも風が強く肌寒い、薄曇りのまさに「原野」というものです。宮崎駿監督作品にも原野や草原が多く描かれていますが、背景の工場群を含めるとまさにそんな世界。私は薄曇りが勇払原野にはふさわしいと思います。

この弁天沼周辺は戦後に入植された方が多いと聞きます。開墾し生活の場となっていましたが、苫小牧東部開発計画によって立ち退きを余儀なくされ、せっかく切り開いた土地は一度工場用地となります。しかし景気の後退により誘致が思うように進まず、そのまま荒廃し草原に戻りつつある、といった経緯があります。なんとも数奇な運命をたどって現在の環境が保たれているというわけです。世界的に見てもとても珍しい環境ではないでしょうか。

戦後に入植された方々のご苦労はいかばかりかと、思わずにはいられません。
そして、湿った大地を足の裏で感じるたびに開高健の「ロビンソンの末裔」という小説を思い出します。フィクションではありますが終戦直後の混乱期に北海道へ渡った方たちの苦難を描いた作品です。時に、羅列された事実よりも小説のほうが多くを想起させる、という良い例でしょうか。

株式会社苫東の所有地のため立ち入りが制限されているエリアもありますが、付近の国道を車(本当は自転車がおすすめ)で走るだけでも「その開拓と変遷」の残り香を感じることができますよ。

家でゲームばかりやってないで、休日は外に出なさい! 
と自分への叱咤で締めたいと思います。

(中村T)

皆さまこんにちは。見習いレンジャーのタイチです。

昨日、勇払原野で毎年行われている調査の下準備に同行しました。画像は湿地を颯爽と走るTレンジャーです。湿地ということで足元はグチャグチャドロドロ、加えて胴長をはいているのでただでさえ歩きづらい。だがそこはさすが、湿地環境に精通したレンジャー。湿地を走らせてもすごいんです。
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さて今回は昨日の出来事を書かせていただこうと思っております。
私は車通勤で毎朝トラックや通勤車両の往来が激しい36号線を通るのですが、イライラさせられることがよくあります。職場に到着する前にイライラして疲れるのも癪なので、可能な限り仏の心持で運転するように心がけています。

昨日、普段通りに少しイライラしながら(仏は不在でした...)交差点で信号待ちをしていた際に、右側から来たトラックAが対向車線で右折待ちをしていたトラックBに合図をして、先に右折をさせました。トラックAの後ろにはほとんど車がおらず、トラックBの後ろには車が詰まっていたために先に行かせてあげたわけです。ここまではよくある話なのですが、トラックAのドライバーの「先に曲がっていいよ」の合図の出し方がすごかったのでここでわざわざ書いています。

そのドライバーは純白の手袋をしていて、薄暗い運転席からでも対向車のドライバーに合図がわかりやすいように工夫していました。薄暗いコックピットに浮かぶ真っ白い手が「先に行け合図」をしているんです。

まぁ実際のところはわかりません。相手が見やすいように白い手袋をしているわけではなく、偶然荷造りの際にしていた軍手を脱ぎ忘れただけかもしれません。でも、トラックはピカピカに磨かれており、自身が左折する際も目視、各ミラーの確認、再度目視しつつの巻き込み注意の左後方確認!と、なんとも美しい左折でした。

プロの仕事を見ましたね。業種を問わずプロの仕事を見るのは気持ちのいいものです。さて、自分はどうだろうと思わずにはいられません。プロの仕事ができているのだろうか?

知識と経験はすぐに得られるものではないのですが、そういった心構えは常に持っていられるはずなので、私も何か一つ、レンジャーたるもの!という芯になるモノを持とうと決めました。

というわけで持ちました。何を持ったかは秘密です。わかった方は当ててみてください。
「双眼鏡」とかそういう話じゃないですよ。きもちの部分です。

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