カテゴリ: 勇払原野の保全

5月12日(木)雨上がりの晴れ空の中、勇払巡回を実施しました。
巡回の結果としては特に異常はありませんでした。
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勇払の湿地帯ではホザキシモツケなどの芽が開き、
順々と緑の割合が増えていっています。
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とても暖かくてキタキツネもリラックスしていました。
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チュウヒも複数確認することができました。
ここでチュウヒを少し紹介。

この野鳥は、勇払では居るところに行けば比較的簡単に観察できますが、全国的には数が減っています。
チュウヒ小山さん

(写真は巡回当日撮れなかったため、別のチュウヒの写真を掲載しています。)

環境省のレッドリストのカテゴリーでは、上から2番目の絶滅危惧ⅠB類に分類され、近い将来における野生での絶滅の危険性が高いとされています。

この野鳥の生息地である大きな平地の草地、湖沼、ヨシ原、湿地などが減っているのが原因のひとつだと考えられます。
我々日本野鳥の会でもチュウヒを守るべく活動をしています。詳しく知りたい方は、こちらのアドレスをご覧ください。https://www.wbsj.org/activity/conservation/endangered-species/cs_hog/

勇払原野は、人間による開発の中で残された貴重なチュウヒの生息地でもあるんです。

将来の子供たちが、より多くの生き物を実際に見られるように、今残る自然を大切にしていきたいですね。


たきもと

気温が10℃を超える日が多くなってきた今日この頃、
4月21日に勇払原野の巡回をおこないました。

勇払はより春らしくなってきており、湿地や草地ならではの生きものがにぎやかになってきています。

気温が14℃になったこの日、良く姿を見せてくれたのはこの野鳥
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ノビタキです。
オスは頭の黒色と腹の白色、オレンジ色の前掛けが特徴です。北海道では主に低地の草地にいます。

そのほかにコチドリ
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草が少ない砂礫地などで子育てします。
上記の2種は暖かい季節に移動してきて子育てをする「夏鳥」です。


また、林の中を地面でピョンピョンはねてすばやい、エゾアカガエル
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そのほかに植物ではミズバショウが満開で、そのほかの植物も続々と芽が開いてきています。
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さらに夜にはエゾユキウサギが見られました。
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体のほとんどが夏毛の茶色ですね。


今は認識できる生きものが週ごとに違い、変化を感じられる面白いシーズンです。

ただ、そんな面白さを感じさせてくれる野生の彼らは、湿地や草地などが無いと暮らせません。
現在、勇払では比較的簡単に存在を確認できますが、開発されれば一瞬で見られなくなる生きものたちです。

今でも過去にあたり前だった生きものが見られなくなっています。
今昔のあたり前を知り、残し、復活させるために巡回を続けていきます。
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たきもと

4月13日(水)勇払原野の巡回を行いました。
勇払の緑は一週間前よりも増え、あたたかい季節が近づいていることを実感できました。

道の真ん中に、こんな落し物がありました。このようのものが3か所ほどありました。恐らくタヌキのものだと思われます。
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その暖かさを利用してか、そこだけ植物が伸びています。
また、オオジュリンがさえずりはじめ春を感じさせてくれました。
オオジュリン♂1DSC_0503


巡回結果としては、所々に冬の間と思われるたき火跡を見つけました。
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途中雨が降りはじめ、時折通る飛行機以外の人工的な音は聞こえなくなり、
静寂の中で本格的な春を待つ勇払原野でした。
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瀧本

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本日、勇払原野の弁天沼へ巡回に行ってきました。
今年度からウトナイ湖サンクチュアリの仲間となったTレンジャーと一緒です。
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弁天沼の岸辺で観察するTレンジャー

天気が良く、風も強すぎず、巡回日和で、途中の林道ではクジャクチョウが舞う姿が何度も見られ、原野に訪れた春を感じました。
20160401kujyaku064クジャクチョウ



一方、エゾシカの出現率が高く、中には小鹿を連れている雌鹿もおり、植生への影響が気になるところです。
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弁天沼をざっと見渡したところで、3~6頭の群れが3、4か所でみられました。

また、雪の下にあって今まで見えなかったもの…誰かがバーベキューをした跡…などもあり、
人間の生活圏との差をもう少し意識してもらえたら、と思わずにいられませんでした。

今後もこの地域の様子を注視していきたいと思います。  (小山)

 ※勇払原野保全プロジェクトを進めています。 詳しくは こちら

今回は打ち合わせで来ている横浜自然観察の森のレンジャーTから報告させていただきます。
巡回したのは、通常と同じ苫東(勇払方面)と弁天沼です。

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(弁天沼)
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(ウトナイ湖美々川河口)

結果としては、特に異常ありませんでした。

ただ、横浜から来た人間の視点で、すごく良い場所だなぁと感じました。
それは雄大な自然がとても近いことです。
生活に便利な苫小牧市内から車を使って30分ほどで豊かな自然に出会うことができます。
普通にオオワシやオジロワシ、エゾジカなどの大型の動物がみられるような貴重な自然との距離の近さは、うらやましい限りです。

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(ウトナイ湖美々川河口)

自然のきびしい部分ももちろんあるとは思いますが、苫小牧市内に住む方には身近で貴重な自然を知ってもらい、大切にしていただきたいなと感じました。

T・H

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