最低気温がマイナスになる日もあり、11月の半ばに入り、寒さが本格的になってきました。
朝センターに着くと、水たまりには薄氷、草や木の枝には霜がつき、「冬」を感じるようになりました。
そして冬の使者、オオワシが今月12日ウトナイ湖へ到着。
14日には強風のなか、通年暮らしのオジロワシとともに湖岸付近を飛翔していました。
(オオワシ)
(マガンの群れ11/16の様子)
最近は、マガンやヒシクイの羽数も500~1000羽前後になってきました。
北東方向から、午前中の内に飛来し、午後3時以降にまた北東方向へ飛び去っていくパターンが多いようです。
千歳市にお住いの方からの情報では、ねぐらは長沼町あたりではないか、とのこと。
後日、舞鶴遊水地で待機していると、確かに、午後4時前に南から飛んでくるマガン50羽ほどの群れがいました。そして高度を保ったまま、北東・北西へ二手に分かれて飛び去りました。
雁よ、どこで「ねぐら」をとっているんだい。
なかなか現地まで雁を追うことができず、とても気になる毎日です。
外での出会いも良いのですが、寒い季節は、センターの中でぽかぽか野鳥観察も”有り”です。
本日18日からエサ台を開始しました。
ですが、日によっては「目の前に何もいない」ということもあります。
そこは自然が相手なのでご容赦ください。
そんなときには、ぜひ、今ウトナイ湖に滞在しているマガンやヒシクイの「雁(がん)ぬり絵」に挑戦してみてはいかがでしょう。
(雁ぬり絵に参加いただいている様子)
来年3、4月に開催予定の「第4回雁のいろいろアート展」に向けて、ネイチャーセンターでは土日祝日に「雁(がん)ぬり絵~ネイチャーセンターに雁行を飛ばそう!~」を実施しています。
春のイベント開催に向け、雁ぬり絵3000羽!を目標に、来館される方に参加を呼び掛けています。
参加は無料。マガンやヒシクイを”私色”に染めて(ぬって)ください。
(本物の雁の羽色は地味ですが、ぬり絵は個性的でカラフルに大変身)
なお、お隣の野生鳥獣保護センターにも、「雁ぬり絵コーナー」を設けていただけたので
「平日しかウトナイ湖にこれない」というあなたでも大丈夫!
11月18日現在、みなさまのご協力のおかげで、ピタリ「500羽」に!
でも、まだまだ目標には遠い道のり・・・
ご協力をお願いいたします!
この時期のウトナイ湖も、楽しめますよ~
遊びに来がてら、ぜひご参加ください!
(小山)