カテゴリ: バードウォッチング

皆さまこんにちは、見習いレンジャーのタイチです。

さて、ウトナイの近況です。スズメバチの巣があるため立ち入り禁止になっている草原の観察小屋ですが、有志の方が巣を駆除してくださいました。コガタスズメバチという種のようです。巣本体は駆除できましたが依然あたりを飛び回っているのでしばらくは近づかないようにお願いします。

その駆除した巣ですが、ご丁寧に持ってきてくださいました。
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「家庭を一つ壊してしまった...」とその方はおっしゃっていましたが、展示という形で利用させていただきます。生態を知るよい機会となるはずです。巣材は木の皮と唾液を丸めた団子状のもので、それをコツコツ張り付けていくから模様ができるようですね。この巣はまだ小さく(直径10センチほど)大きいものになると30センチ以上のツボのような形になります。そうなってしまうとフル装備の専門家にお願いしなければいけません。

肝心の野鳥に関しては「しーん」とした感じです。さえずりもすっかり止み今年生まれの幼鳥もそろそろ独立の時期なのか親鳥と行動を共にしている姿を見る機会も減りました。この前見た幼鳥は自分で虫を捕まえて食べていましたし、野鳥の成長は早いですね。巣を出てすぐにサバイバルが始まるから当然ですが、それにしても本能はすごいなと改めて感じます。

バードバスにはカラ類、センダイムシクイ、ヒヨドリ、メジロなどが相変わらず水浴びにやってきます。中には幼鳥らしきものも混ざっていますのでぜひゆっくり観察に来てください。暑い日が続くと人間も水浴びしたくなりますね。海に行きたいなぁ。

皆さまこんにちは、見習いレンジャーのタイチです。

相変わらず涼しい日が続いている、ここウトナイ湖。たくさん聞かれた野鳥のさえずりも心なしか減ってきたような気がします。恋の季節ではなく巣立ちの季節になったということでしょうかね。先週末、お客さんも来ないし暇だなぁーとうつらうつらしていたら、「入口に鳥がいます!」と少年。慌てて見に行くとこんな感じでした。
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シジュウカラの幼鳥です。
あれにそっくりです。何かわかりますか? これです。

「野鳥の子育て応援(ヒナを拾わないで)キャンペーン」

ヒナを見つけた場合は安易に手を出さず、基本見守るスタンスで。ご協力をよろしくお願いします。

ちなみにこのシジュウカラの幼鳥は、しばらく様子を見ていましたが1時間後に無事林の中に飛んでいきました。家族と合流できたはずです。

皆さまこんにちは、見習いレンジャーのタイチです。

ホオノキの葉が大きくなってきました。葉が輪になってつくので輪生と言います。葉の付き方には他に互生、対生などがあり、樹木の識別の際に役に立ちます。
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突然ですが、先日カラスに襲われました。場所は野生鳥獣保護センター付近の自然観察路です。人生で数回しかありませんが、あまり気持ちの良いものではありませんね。ということで、なぜカラスは人を襲うのかを調べてみました。参考にしたのは、NPO法人札幌カラス研究会の冊子「自治体担当部署のためのカラス対応マニュアル」、中村眞樹子著「札幌のカラス」です。共に読み物として面白いので機会があればご一読を。当館の蔵書にもございます。

まず、恥ずかしながら知らなかったことがあります。人を襲うのはハシブトガラス(ブト)で、ハシボソガラス(ボソ)は基本的に攻撃には出ないようですね。そして、その好戦的と思われるブトも攻撃的になるのはヒナの巣立ち前後の限られた期間(2週間程度)ということです。襲われた経験があるといつでも襲ってくる印象がついてしまうので、こちらもビクビクしてしまいます。

カラスは記憶力が優れていて一度人間に攻撃されるとその外見を覚えていて似たような人を見かけると警戒をして襲うことがあるようです。ということは、よく襲われる人は、よく襲う人に似ているということです。ん? 少し意味が分からないですが...カラスの巣に石を投げたりしている人を見かけたら、その人の背格好を覚えておいて、その人と違う身なりにするとよいのですが、実際にはそうはいきません。体格も服装も動きも至極平凡な私なんかはどう考えても襲われる可能性が高いということになります。

よくコワいお兄さんに絡まれる人っていると思います。私もどちらかというとそういう質です。実はカラスに絡まれる人とコワいお兄さんに絡まれる人には共通点があります。それは、相手を意識して緊張する、きょろきょろする、など、こちらが何らかの警戒アクションを起こすと相手も攻撃態勢に入ります。ですがカラスの場合はただ自分と家族の身を守ろうとしているだけで、コワいお兄さんが絡んでくる理由とは違います。(あながち間違っていないかも)

一度気付いてしまったものを意識しない、ということは至難の業なので、コワいお兄さんやカラスに気付いてしまった場合は、歩くルートを自然に変える、走って逃げない(カラスはハンターなので追ってきます。コワいお兄さんがハンターかどうかはわかりません)、両手を揚げる(頭部への攻撃を防ぎます。コワいお兄さんには逆効果か!?)等の対策をすべきです。

少しふざけて書きましたが、カラス側には悪気は全く無く、防衛本能ということなので、お互いに刺激しあわないように程よい距離感を保ち共生できたらと思います。もちろん、コワいお兄さんとも分かり合える日が来ると嬉しいです。まずは自分にも原因がある、ということを意識しなければいけません。

(中村T)

皆さまこんにちは。見習いレンジャーのタイチです。

ここウトナイ湖は6月はじめに一瞬暑くなりましたが、その後は比較的涼しい日が続いております。皆さまいかがお過ごしでしょうか? 今日は日曜日。普段と信号のタイミングが違うので交差点でほぼ止まることなくネイチャーセンターに到着し、機嫌がよいです。

さて、昨日自然観察路で撮影した一枚から...
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ハマハタザオの蜜を吸うギンイチモンジセセリです。
ストロー状の口吻が見えてますね。比較的小さなチョウで、おもては単色、うらはその名のとおり後翅に銀色の帯が一本入ります。なんとも渋い野武士風のチョウです。チョウに生まれ変わるならこの辺がいいかなと思います。アゲハチョウというキャラでもないので...

最近の自然情報として、まず挙げるべきは...ホトトギスでしょうか。
11日に美々川河口で中村チーフが気付いたのを皮切りに、その後ネイチャーセンター付近でもさえずりが聞こえるようになりました。レンジャーはじめ、常連の皆さまのテンションも上がっています。それほどここウトナイでは珍しいようですね。戦国武将の個性を表す川柳で有名なこのホトトギス、見習いレンジャーの一句で締めたいと思います。

鳴かぬなら
たぶん
ホトトギスじゃない


(中村T)

皆さまこんにちは。見習いレンジャーのタイチです。

予想最高気温が30度に近い日が続いておりますが、ウトナイ湖付近の林内は涼しく散策に適した日和です。しかし、ダニが気になる季節になりましたので、なるべく肌の露出を避けた服装でお越しください。某チーフレンジャーは人には言えない、恥ずかしい部分を刺されたことがあるそうですよ。そんな話にビビッて、私は完全防備です。養蜂家みたいな恰好で歩いているおじさんがいたら、それは私です。

さて、前回のブログに指摘が入りましたので訂正をさせていただきます。アヤメの仲間はウトナイでは自生しないと書きましたが、ヒオウギアヤメがこれから咲くそうです。マガンのテラス~ハクチョウのデッキ付近でよく見られる、ということです。失礼いたしました。しっかり勉強しなければいけませんね。

ウトナイ湖サンクチュアリでは花の季節が続いております。黄色の花が多いのですが今日はその中の一つをご紹介します。
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上の画像はヤナギトラノオというサクラソウ科の植物で寒冷地の湿地に自生します。まさにウトナイのような環境を好む種でしょうか。他には黄色い花としてオオダイコンソウ、ハナニガナ、ミツバツチグリなどが見ごろとなっています。

野鳥に目を移すと、ここ数日でエゾセンニュウの声が大きくなりました。ネイチャーセンターは「ジョッピンカケタカ」の大合唱に包まれ、いつも以上に防犯意識が高まっております。ですが、まだ姿を見ることができていません。ベテランカメラマンの皆さまも「姿が見えない...」とぼやいています。

声は聞こえるけど姿が見えない鳥ツートップのもう一角はイカルです。「イカルを見たいんですけど、なかなか見えないんですよねぇー」と先輩レンジャーに相談したら、「窓の近くにイカルを置いとけば会いにくるんじゃない?」(適当)との回答が。早速イカルを窓辺に設置しました。
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これでイカルが見られるはず! 先輩レンジャーの言うことに間違いはないはずです。

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