カテゴリ: バードウォッチング

皆さまこんにちは。見習いレンジャーのタイチです。

まずはウトナイの近況から。
草木の芽吹きが一層進み林内は緑の部分が増えてきています。喜ばしいことなのですが、このまま葉が茂ってくるとますます鳥が見づらくなってくるので、鳥の識別練習中の私としては微妙な気持ちです。最近の初認についてなんですが...そうでした、初認という言葉も改めてご説明させていただきます。私も最初はわからなかったので。

初認とは、そのシーズンに渡り鳥が最初に確認されることを指す言葉です。初認の反対は終認、こちらはそのシーズンに最後に確認されることを指します。初認日、終認日という使い方をされ渡り鳥がいつやってきていつ去ったのかを示す大事なデータの一つとなります。もちろん人の目や耳で初認・終認は確認することなので本当にその鳥が渡ってきた日時とは若干のズレがあるわけです。最近では鳥に小型センサーを付けて追跡し厳密なデータをとることもできるそうですよ。

さてさて、話を戻しまして...最近の初認は、ツツドリ、コムクドリ(私がいただきました)、ノゴマ、コサメビタキなどです。皆さまも葉が茂ってしまう前にこれらの野鳥を見つけにウトナイ湖に遊びに来てください。(ネイチャーセンターは臨時休館中でございますが...)

いよいよ本題。タイトルを見て??と思った方も多いと思いますが、偶然撮ったこの画像がサモトラケのニケのようだったのでつけてみました。
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またまた登場、ヤマガラさんです。
先日のブログでいかにヤマガラがウトナイでは珍しいかを書いたのですが、ここ数日連続して目撃されています。

羽を広げたところを偶然撮ることができたのですが、その美しいこと、サモトラケのニケのようです。実は私、ちょっと自慢なのですがルーブルに行ったことがありまして実物を見たことがあります。大きな階段の踊り場に置かれていて少し見上げるようにして見るのですが、日の光がいい感じに注ぎ、なんとも神々しい雰囲気をまとっておりました。

でもヤマガラさんの自然美も負けておりません。野鳥は美しいなと改めて思います。人間は儚いものに美しさを感じるといわれておりますが、野鳥の命もまたしかり。加えて、生存のためだけに特化したその体は一切の無駄がなく、今日一日を生きるためだけに脈々と受け継がれてきた造形美なのであります。

今日も他のことを書こうと思っていたのだが、またヤマガラさんから学ぶことができました。
ヤマガラさん、ありがとう。またネタをよろしく。

(中村T)

皆さまこんにちは。見習いレンジャーのタイチです。

さて、連日ブログでもお伝えしておりますが、夏鳥の飛来や植物の開花・芽吹きでとてもにぎやかなウトナイ湖です。

そんな中、ウトナイではちょっと珍しい鳥に先日出会いました。それはこの鳥...
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そう、オレンジ色のおしゃれセーターでおなじみ! ヤマガラさんです。

どれくらい珍しいのかというと、2019年度にレンジャーが情報収集をした総日数が246日、その中でヤマガラが観察されたのはわずか4日間、確率で言うと1.62%となります。一般的に低山エリアの留鳥とされているのでウトナイでは珍しくて当たり前なのですが、公園などでも見られる身近な野鳥の一つが、ところ変われば「珍しい鳥」となってしまうところが注目ポイントです。逆に近所の公園にオオワシが出現したら大騒ぎですもんね...冬季のウトナイでは毎日のように見られる鳥なのに。

皆さんご存じのように、野鳥にはそれぞれに好む環境があります。森、雑木林、民家付近、草原、湿地、河原、海辺など、多様な環境に多様な種が暮らしています。決して自然のまま、ほったらかしが良いというわけでもなく、昔の里山のような人の手が入った環境を好む種もいます。都市化や暮らしの均一化が進みそれらが失われつつある現在、いかに環境の多様性をキープしていくのかが課題の一つと言われております。

こんなまじめな話をする予定ではなかったのだが...ヤマガラさん、気づかせてくれてありがとう。
ちなみに私が"さん"付けで呼ぶのはヤマガラさんだけです。その理由はまた後日に。

(中村T)

トビが、ウトナイ湖の上空を悠々と飛行していました。
英名は「Black Kite」、 黒い凧の意味です。
名前の通り、凧のように尾羽を上手に使って舵を取る姿は、とっても優雅です。
尾羽の形は台形型で、ほかのタカとの識別ポイントになります。

20200428トビウトナイ湖


身近なタカのトビ、みなさんの自宅の上空も素知らぬ顔をして飛んでいることでしょう。
「なあんだトビか」と思わず、美しい飛行姿を追ってみてくださいね。

zen







皆さまこんにちは。鈴木軍...じゃなかった、見習いレンジャーのタイチです。

まずはいつものようにウトナイの近況からです。
ハクチョウの小径、船着き場付近でコチドリがしばしば目撃されるようになりました。長い脚と黄色のアイリングが特徴のなんとも可愛らしい野鳥です。ふだんは砂浜や干拓地で餌を探しています。保護色で見つけづらく安易に近づくとすぐに逃げてしまうので、砂浜状の湖岸を歩く際には前方に要注意です。驚かさないように気を付けましょう。ただでさえビックリ目ですからね。

今回は何とか写真を撮ることができました。でもすごく遠くて、トリミングして何とかって感じです。ピントもいまいち。
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そうそう、一つ言い訳を。前回載せたオオジシギの絵は自宅で趣味として描いたものですよ。PCの向こう側から「いぃぃー仕事だなぁぁー!」という声が聞こえてきたもので...。なるべく初認の鳥は描いていきたいなと思っていて今までに描いた鳥は20種くらいかな。また機会があればここで皆さまにご覧いただきたく思います。なおリクエストも受け付けます。

ウトナイに話を戻して、その他、クロツグミ、オオジュリン、イカル、イワツバメも初認(以上、すべて中村Cの独壇場)となりました。さえずる小鳥も増えてきているので、タイミングが合えば多様な美声を聞くことができるでしょう。

さて、そろそろ帰宅時間なので今日はここまでにします。お先に失礼します!

(中村T)

皆様こんにちは。見習いレンジャーのタイチです。

さて、いつものようにウトナイの近況からです。
昨日、先輩レンジャーと調査へ向かう途中でオオジシギを見つけました。今シーズンの初認となります。皆さまご存じのように「ウトナイ湖サンクチュアリはオオジシギ推し」ということで、その到着を今か今かと待っていました。苫小牧や札幌からの初認の情報は少し早くに入ってきていたので、ウトナイでの確認は少し遅れた感がありますね。責任の一端は私にあるのかもしれません。なぜなら、比較的暇な私が一人で張り切って情報収集に出向いても、何も発見できないことが多いからです。特に遠くのシルエットや鳴き声の識別に関しては先輩レンジャーと大きな隔たりがあります。一刻も早くまともに調査をできるようになりたいのですが...まぁ、のんびりやろうと思います。

さて、タイトルのように、鳥でも見ませんか?が3回目となりました。
新型コロナウイルス蔓延の影響で、屋内でのレジャーが難しくなっており、たくさんの人が屋外のレジャーに切り替えているというニュースを連日見聞きするようになりました。ということで、このバードウォッチングの企画も皆さまのお役に立てるのではないだろうかと思っていて、だらだらと第3回目を迎えました。

前回までは「導入編」「現場編」と来たので、今回は「その後編」ということになります。鳥を見た後で何をするのか、というお話です。「あっ、シジュウカラ」「あっ、キクイタダキ」「あっ、ハシブトガラス」「さて、帰るか...」で終わっても構いません。が、バードウォッチングをさらに楽しくするための工夫をここでご紹介いたします。

共有する
「鳥合わせ」と呼ばれますが、グループで観察を行った際に皆でその成果を報告し共有します。自分しか見ることができなかった鳥、逆に自分だけが運悪く見ることができなかった鳥、などを確認できるわけです。昨今は空前の「共有」ブームです。成果は積極的に「共有」しましょう。

記録をつける
小さいノートに日時、場所、天候、観察できた鳥を記録することをお勧めします。長く続けるとこれは大変面白く有意義な記録となります。数十年続けているバードウォッチャーもいて、もうそこまでいけば立派なデータと呼べるでしょう。毎回同じフィールドで観察をするのであれば、地図や表を盛り込んだ自分専用の観察記録用紙を作ってみてください。さらに充実したものになります。

写真を撮る、絵を描く
鳥の写真を撮ったり、観察スケッチをしたり、目で見たものを別の形にする行為も大きな楽しみの一つでしょう。私も野鳥をより詳しく観察するという目的のもと、絵を描くようにしています。絵を描くときには必然的に細部まで観察をするので、色や形が頭に入りやすく、実際の観察の際にも実物とリンクさせることが容易になってきました。
色鉛筆オオジシギ

そんなわけで、写真を撮ることができなかったオオジシギは今回は絵で我慢していただきましょう。どうもカメラを持っていないときに重要な出会いがあるので、最近はカメラを持ち歩くのをやめました。「オレが見に行くと阪神が負けるから、俺は絶対に見に行かないんだ!」と言う本物の阪神ファンと同じような感覚です。

最後になりますが、屋外でも十分に距離を取り、楽しく安全にバードウォッチングを満喫してください。

なお、ネイチャーセンターは5月6日まで臨時閉館中となっております。

ではまた。皆さまお体に気をつけてお過ごしください。

(中村T)

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