皆さまこんにちは。見習いレンジャーのタイチです。

まずは、最近観察したものです。
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カキツバタの花にとまるベニシジミ。
カキツバタは湿地を好む花で、ハナショウブとよく似ています。もう一つ似ている種としてアヤメが挙げられますが、アヤメは乾燥地を好む為、ウトナイ湖の水辺では観察されません。カキツバタとハナショウブ、識別のポイントは花弁の中心に入る色?みたいですね。白だとカキツバタ、黄色であればハナショウブということらしいです。間違っていたらご指摘ください。
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そしてコウライテンナンショウの仏炎苞(ブツエンホウ)。
白い縦筋が特徴です。これは花ではなく葉が変形したもので、ミズバショウの白い部分と同じですね。中にゆったりと納まっているのは花序になります。茎の模様しかり、独自のスタイルを確立していますね。うらやましい限りです。

さて、先週末は久しぶりの開館となりました。
特に日曜日は大勢の来館者の方で賑わい、久しく来ることのできなかった常連さんの姿もちらほらと見かけることができました。また、長年解説のボランティアをしていただいている面々も続々登場、皆さんお元気そうでホッとしました。

一つウトナイでは珍しい種として、6日(土)にクロハラアジサシがイソシギのテラスで確認されました。写真撮影をしていた方がレンジャーに質問し中々答えが出せずにいましたが、解説ボランティアのKさんが最終的に答えを出してくれました。私はてっきり「ハラグロ」アジサシだと思い込んでいて連呼してたら、いやいや、それはタイチさんでしょーいっしっしーと言っている人もいましたね。差し入れありがとうございました。

林内の鳥は葉によって見づらくなってしまいましたが、先日のブログでお伝えしたバードバスにはたくさんの野鳥が水浴びに来ています。是非今週末も皆さま遊びに来てください。お待ちしております。

(中村T)