皆さまこんにちは。見習いレンジャーのタイチです。

さて、ネイチャーセンター付近の林内は夏鳥のさえずりで賑やかな状態が続いております。さえずりにはそれぞれに個性がありどれも美しいのですが、特に美声なのはクロツグミとオオルリですかね。高くてクリアでソプラノ歌手のようです。いやいや、俺はヤブサメのさえずりが好きなんだ、というあなたは相当な玄人でございます。シッシッシ。

さて、林内をぶらぶらしていたらこの鳥を撮ることができました。
IMGP9492a

センダイムシクイです。

声はするけどなかなか姿を見ることができなかったのですが、ちょうど頭上で休んでいました。頭央線が見えていますね。

頭央線(とうおうせん)とは頭頂にモヒカン状に現れる(これが一番わかりやすい表現だと思うが...)線のことを指します。ほかのムシクイにも頭央線がある種もいますがウトナイで見られる種ではないので、この頭央線が見られたらセンダイムシクイで確定で大丈夫だと思います。加えて特徴的なさえずりが聞かれたら間違いありません。

このセンダイムシクイ、林内のいたるところでさえずっていますがなかなか姿を見ることができずにいました。しばしば迷うのは、ウグイスとの識別です。ともに似たような淡い色合いで白い眉班があります。明確な違いはいくつかありますが、林内だと慣れている人じゃないと難しいですね。基本的にウグイスのほうが尾が長く色味が地味です。これを頼りに識別に挑戦してみてください。

今日は雨でなんだかぼーっとしています。このまま目を閉じたら気持ちよさそうです。
と思っていたら今も窓外でチヨチヨビーと。