タグ:ウトナイ湖

皆さまこんにちは、見習いレンジャーのタイチです。

4連休の3日目です。ウトナイ湖は晴れの過ごしやすい日が続いております。水鳥の渡りも日に日に増加している印象で、毎朝、出勤時にネイチャーセンター正面をヒシクイがグヮッハハン言いながら通過して行くのを見ることができます。カモの仲間では、ヨシガモ、ヒドリガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、スズガモなども確認されました。

そしてネイチャーセンター正面の湖上で最近多く見かけるのはカンムリカイツブリ。最近は5~10羽が常にいる状態です。今日も見える範囲だけでも5羽が確認されています。ここで繁殖しているのか、移動の途中なのか定かではありません。

そういえば、昨日久しぶりに野鳥の姿を撮影することができました。このブログに私が野鳥の写真を載せることができるのはなんと7月23日以来、約2か月ぶりとなります。キバシリさん、ありがとう。
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キバシリはらせん状に幹を登り、ある程度登りきると他の幹に移動して...と、独特な動きをします。獲物でしょうか、その細く湾曲した嘴の先に何かを挟んでいますね。背面の樹皮のような色と下面のふわっふわの白のコントラストが好き、という方も多いはず。

連休は残り1日、そのあとはレンジャーの連休となります。さて、何をしようか...予定は未定、天気次第です。

(中村T)

皆さまこんにちは。見習いレンジャーのタイチです。

まずは、最近観察したものです。
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カキツバタの花にとまるベニシジミ。
カキツバタは湿地を好む花で、ハナショウブとよく似ています。もう一つ似ている種としてアヤメが挙げられますが、アヤメは乾燥地を好む為、ウトナイ湖の水辺では観察されません。カキツバタとハナショウブ、識別のポイントは花弁の中心に入る色?みたいですね。白だとカキツバタ、黄色であればハナショウブということらしいです。間違っていたらご指摘ください。
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そしてコウライテンナンショウの仏炎苞(ブツエンホウ)。
白い縦筋が特徴です。これは花ではなく葉が変形したもので、ミズバショウの白い部分と同じですね。中にゆったりと納まっているのは花序になります。茎の模様しかり、独自のスタイルを確立していますね。うらやましい限りです。

さて、先週末は久しぶりの開館となりました。
特に日曜日は大勢の来館者の方で賑わい、久しく来ることのできなかった常連さんの姿もちらほらと見かけることができました。また、長年解説のボランティアをしていただいている面々も続々登場、皆さんお元気そうでホッとしました。

一つウトナイでは珍しい種として、6日(土)にクロハラアジサシがイソシギのテラスで確認されました。写真撮影をしていた方がレンジャーに質問し中々答えが出せずにいましたが、解説ボランティアのKさんが最終的に答えを出してくれました。私はてっきり「ハラグロ」アジサシだと思い込んでいて連呼してたら、いやいや、それはタイチさんでしょーいっしっしーと言っている人もいましたね。差し入れありがとうございました。

林内の鳥は葉によって見づらくなってしまいましたが、先日のブログでお伝えしたバードバスにはたくさんの野鳥が水浴びに来ています。是非今週末も皆さま遊びに来てください。お待ちしております。

(中村T)


皆さまこんにちは。鈴木軍...じゃなかった、見習いレンジャーのタイチです。

まずはいつものようにウトナイの近況からです。
ハクチョウの小径、船着き場付近でコチドリがしばしば目撃されるようになりました。長い脚と黄色のアイリングが特徴のなんとも可愛らしい野鳥です。ふだんは砂浜や干拓地で餌を探しています。保護色で見つけづらく安易に近づくとすぐに逃げてしまうので、砂浜状の湖岸を歩く際には前方に要注意です。驚かさないように気を付けましょう。ただでさえビックリ目ですからね。

今回は何とか写真を撮ることができました。でもすごく遠くて、トリミングして何とかって感じです。ピントもいまいち。
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そうそう、一つ言い訳を。前回載せたオオジシギの絵は自宅で趣味として描いたものですよ。PCの向こう側から「いぃぃー仕事だなぁぁー!」という声が聞こえてきたもので...。なるべく初認の鳥は描いていきたいなと思っていて今までに描いた鳥は20種くらいかな。また機会があればここで皆さまにご覧いただきたく思います。なおリクエストも受け付けます。

ウトナイに話を戻して、その他、クロツグミ、オオジュリン、イカル、イワツバメも初認(以上、すべて中村Cの独壇場)となりました。さえずる小鳥も増えてきているので、タイミングが合えば多様な美声を聞くことができるでしょう。

さて、そろそろ帰宅時間なので今日はここまでにします。お先に失礼します!

(中村T)

皆さまこんにちは。見習いレンジャーのタイチです。

今回は昨日同行した勇払調査についてです。

「いやー、もっと勇払のことを前面に推してもらわなきゃ~」という中村チーフのボヤキに対応しての記事です。いやいや、私も書きたかったんですよ~勇払については。

勇払という言葉は誰が使うかによってその定義が変わります。ウトナイのレンジャーが使う際には「すでに登録されているウトナイ湖とその周辺を除く、ラムサール条約未登録の勇払原野エリア」というニュアンスとなります。わかりづらいですか? でもこれ以上わかりやすく説明するのは難しいので、また日を改めてここのところはお話をさせていただきます。

私も最初、先輩レンジャーが話している「ユーフツガー」「ユーフツデー」「ユーフツノー」という言葉に??って感じでしたが、最近やっと日本語に聞こえてきました。

調査の主たる目的は、そこを住みかとする野生鳥類を探し、希少種をはじめ様々な種が住んでいることを確認し、それを広く知ってもらい、その大切さを皆さまにお伝えし、協力して守っていきましょう、というものでございます。現在メインサイトの勇払PJページは改修作業中で、今後わかりやすく見やすくなって再登場の予定です。今はまだ見ないでください。と言うとみんな見に行ってしまうんだよな...完成の際にはこちらでご報告いたします。

普段勇払原野を見ていて思うことがあります。それは、ここには人間の愚かな部分と人間の素晴らしい部分がまじりあって大地に練りこまれているのだな、というものです。そこには悪役もヒーローも存在せず、ただただ私たち一人一人が持っている、善悪ごちゃまぜの人間らしい部分を大地から感じることができるのです。
弁天沼の調査の様子弁天沼で鳥類調査をするレンジャー

ちょっと抽象的な表現になりましたが、人間が自らの手で失ってしまったもの、自らの手で守り抜いたもの、時間の経過で自然が戻りつつある部分、それらが共存しているとても珍しい場所ということです。その象徴が殺伐とした原野と工場・煙突が同じフレーム内に収まってしまうこういう画だと思います。

これは多くのベテランの方もおっしゃることで、まぁそれの受け売りなのですがね...やはりその変遷をその目で見てきた人に語っていただくのがベストなので、今後ネイチャーセンターの開館が再開しましたら、ボランティアの皆様や学生時代からかかわっているチーフの中村の話を聞きに来てください。
ただし、話は長くなりますよ...

苫小牧は風が強く肌寒い日が続いております。
皆さま、季節の変わり目ということでいつも以上に体調にお気をつけてお過ごしください。

皆様こんにちは。見習いレンジャーのタイチです。

さて、いつものようにウトナイの近況からです。
昨日、先輩レンジャーと調査へ向かう途中でオオジシギを見つけました。今シーズンの初認となります。皆さまご存じのように「ウトナイ湖サンクチュアリはオオジシギ推し」ということで、その到着を今か今かと待っていました。苫小牧や札幌からの初認の情報は少し早くに入ってきていたので、ウトナイでの確認は少し遅れた感がありますね。責任の一端は私にあるのかもしれません。なぜなら、比較的暇な私が一人で張り切って情報収集に出向いても、何も発見できないことが多いからです。特に遠くのシルエットや鳴き声の識別に関しては先輩レンジャーと大きな隔たりがあります。一刻も早くまともに調査をできるようになりたいのですが...まぁ、のんびりやろうと思います。

さて、タイトルのように、鳥でも見ませんか?が3回目となりました。
新型コロナウイルス蔓延の影響で、屋内でのレジャーが難しくなっており、たくさんの人が屋外のレジャーに切り替えているというニュースを連日見聞きするようになりました。ということで、このバードウォッチングの企画も皆さまのお役に立てるのではないだろうかと思っていて、だらだらと第3回目を迎えました。

前回までは「導入編」「現場編」と来たので、今回は「その後編」ということになります。鳥を見た後で何をするのか、というお話です。「あっ、シジュウカラ」「あっ、キクイタダキ」「あっ、ハシブトガラス」「さて、帰るか...」で終わっても構いません。が、バードウォッチングをさらに楽しくするための工夫をここでご紹介いたします。

共有する
「鳥合わせ」と呼ばれますが、グループで観察を行った際に皆でその成果を報告し共有します。自分しか見ることができなかった鳥、逆に自分だけが運悪く見ることができなかった鳥、などを確認できるわけです。昨今は空前の「共有」ブームです。成果は積極的に「共有」しましょう。

記録をつける
小さいノートに日時、場所、天候、観察できた鳥を記録することをお勧めします。長く続けるとこれは大変面白く有意義な記録となります。数十年続けているバードウォッチャーもいて、もうそこまでいけば立派なデータと呼べるでしょう。毎回同じフィールドで観察をするのであれば、地図や表を盛り込んだ自分専用の観察記録用紙を作ってみてください。さらに充実したものになります。

写真を撮る、絵を描く
鳥の写真を撮ったり、観察スケッチをしたり、目で見たものを別の形にする行為も大きな楽しみの一つでしょう。私も野鳥をより詳しく観察するという目的のもと、絵を描くようにしています。絵を描くときには必然的に細部まで観察をするので、色や形が頭に入りやすく、実際の観察の際にも実物とリンクさせることが容易になってきました。
色鉛筆オオジシギ

そんなわけで、写真を撮ることができなかったオオジシギは今回は絵で我慢していただきましょう。どうもカメラを持っていないときに重要な出会いがあるので、最近はカメラを持ち歩くのをやめました。「オレが見に行くと阪神が負けるから、俺は絶対に見に行かないんだ!」と言う本物の阪神ファンと同じような感覚です。

最後になりますが、屋外でも十分に距離を取り、楽しく安全にバードウォッチングを満喫してください。

なお、ネイチャーセンターは5月6日まで臨時閉館中となっております。

ではまた。皆さまお体に気をつけてお過ごしください。

(中村T)

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