タグ:コブハクチョウ

皆さまこんにちは、見習いレンジャーのタイチです。

先日の羽ですが、解説ボランティアのOさんが教えてくれました。小さいほうの羽はキジバトの雨覆羽、大きいほうはトビの胸、だろうということです。小さいほうの先端にある茶色のラインがやはりポイントだということで、キジバトのうろこ状の羽縁を作っている部分では?ということでした。なるほどーそういうことか。想像力が大切なんですね。ただただ図鑑と見比べることしかできない自分が恥ずかしいです。

さて、昨日ですが野生鳥獣保護センター側を歩いてきていくつか写真を撮ったのでここに載せます。それにしても蒸し暑い日が続きますね。蚊も多く一日一刺のペースで餌食になっております。

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しぶとく咲き続けるノコギリソウの花。今年の開花確認は7月3日でしたので、もう2か月ほど花の季節が続いていることになりますね。鋸状の葉もわかりやすく、散房状に小さい花が多数付き綺麗です。探してみてください。

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そしてこちらはヤマウルシ。このように見上げると葉の並びが面白い(奇数羽状複葉、互生)ですが、かぶれには十分注意してください。ハスカップの小径に大きくせり出した部分があります。背の高い人は額に触れてしまうかもしれません。やはり自然観察時には帽子は欠かせません。

そして最後は、自然観察路上にオッチャンコしていたこちらのお方。

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毎度おなじみコブハクチョウです。

先日の糞騒動とほぼ同じ場所にたたずんでいました。ということで、あなた、クロですね。

(中村T)

皆さまこんにちは、見習いレンジャーのタイチです。

先日、ハクチョウの小径で怪しい糞を見かけました。怪しい糞というのはヒグマじゃないか?ということなのですが、写真を撮り、実際に詳しい人にも見てもらいましたが...とりあえずヒグマではないということは確認できました。大騒ぎの発端は私です。皆さまお騒がせしました。

さて現状、一番可能性の高い落とし物の主はこの方です。
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コブハクチョウ。
最近船着き場付近の砂浜にやってくることが多く、付近に糞がたくさん落ちています。怪しい糞は少し散策路に入ったところに落ちていたので、なおさら断定には至りませんでした。それにしてもハクチョウの仲間はあんなにダイナミックなう○ちをするのですね。私の3日分ほどの分量がありました。実際にこの目で見て確かめてみてください。あなたもヒグマの糞だと思うはず。

食事中の方、大変失礼いたしましたー!

ウトナイ湖周辺では過去にヒグマの目撃情報もあります。暗い時間帯の一人歩きは十分にご注意ください。

皆さまこんにちは。見習いレンジャーのタイチです。

初めにウトナイの状況ですが、水鳥のピークは過ぎた感じがします。特にハクチョウ類は急に減った印象で、やや北部の舞鶴遊水地に水鳥が多く入りはじめているという情報も入ってきているので、少しずつ北上して行っているのでしょう。ロシア、ツンドラ地帯を目指す鳥が多いので、つかの間の休息、たくさん食べてたくさん寝て、英気を養って長旅に備えてもらいたいものです。

そんなあわただしい根無し草な鳥たちとは無縁なのはこちらのお方。
コブハクチョウの画像

そう、美しいコブハクチョウです。
ウトナイ湖常連の方はもうご存知でしょうが、このハクチョウは本来ここにはいないはずの鳥なのです。約40年前、道南の大沼国定公園につがいが観賞用として持ち込まれ、その子達のうちの数羽がウトナイ湖に渡り定着したと言われております。ウトナイ湖では一年中見ることができ、繁殖もしているようです。この画像は数日前、船着き場付近をスーッと泳いでいるところを偶然見かけ撮影しました。

自然分布はヨーロッパ西部、中央アジアということで「外来種」ということになります。まだ在来種に対する明らかな脅威とはなっていないようですが、オオヒシクイやアカエリカイツブリの生態に影響するかも、という研究もあります。

人間によって持ち込まれ、そのうえ邪魔者扱いされたのではかわいそうすぎます。このままひっそりと穏やかに暮らしてほしいな、と思いますが、それもまた人間の都合なのか...一度人間の手が入ってしまうと単純な話では済まなくなってしまう例は枚挙に暇がありません。普段の生活の中でも知らず知らずのうちに環境に変化を与えざるを得ないのが現代人の生活なのでしょうが、可能な限り身の回りの多くの事に気付ける人間になりたいな、と思いました。

と、今日は一羽のコブハクチョウから真剣に学びましたが、おそらく本人は「あぁー水草超うめぇー」くらいにしか思っていないのでしょう。

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