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9月に入ってから、ガン類の渡り情報が道北や道東地方から入ってきました。
ウトナイ湖もそろそろかなと到着を待っていたところ、昨日7日に「ヒシクイがいたよ!」と情報をいただきました。

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その方は、14時過ぎにウトナイ湖野生鳥獣保護センターに近いあずまやから観察し、東側の浅瀬に5羽並んで休憩していたのを確認、その時の画像をいただきました。

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【画像提供いずれもYさん】

ウトナイ湖には、ヒシクイの食べもの「ヒシの実」が豊富にあるので、たくさん食べて長距離の移動で使った体力を回復してほしいです。

昨年の渡来日を確認するとヒシクイは9月7日、マガンは4日後の11日で、ガン類の最大羽数は10月中旬に記録した約5,200羽でした。
ウトナイ湖では、秋が深まるに連れてガン類ウォッチングが楽しめます!

(zen)

皆さまこんにちは、見習いレンジャーのタイチです。

さて、商売っ気の全くないことでおなじみのここネイチャーセンターでも、いよいよ(公財)日本野鳥の会オリジナルグッズの販売を行うことになりました。常連の皆さまはご存じでしょうが、十数年前まではこちらでも販売を行っておりましたが、諸事情で取りやめとなり、今回諸事情で復活と相成りました。

早ければ来週末の開館時にオープンとなります。今日はプレオープン中です。10月ということで来年のカレンダーを中心に、当館レンジャーが選りすぐった人気商品を取り揃えて皆さまのお越しをお待ちしております。

先着順にはなってしまいますが、カレンダーをお買い上げの方にはもれなく!

日本野鳥の会オリジナルエコバッグをプレゼント中!!です。

程よい深さと薄手の生地でとても使いやすく、私も調査の際には使用しています。画像は後日アップします。

今日はマガンのテラス正面、20~30メートルくらいの距離に水鳥が集まっていて、バードウォッチングや写真撮影をされる方でにぎわっていました。
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なかなか近くに来てくれることはないのでこういう機会に識別の練習をしようと、躍起になってスコープを覗きました。マガン、ヒシクイ、オオハクチョウ、コハクチョウは当然識別可能でしたが、カモが...カモが...はっきりと自己主張してもらいたいものです。この時期、繁殖羽ではないエクリプスの個体が多く、色で識別することは難しいので細部の形状やシルエット、大きさで判別するらしいのですが...今の私には不可能です。来年の私にも不可能かもしれません。

(中村T)

皆さまこんにちは、見習いレンジャーのタイチです。

急に「秋」って感じになりましたね。夜、窓を開けたまま眠ると窓から入り込む冷気で目が覚めてしまうほど、台風を契機に空気が入れ替わった感じがします。

少しずつですが葉も落ちはじめ、先日の雨もあり木道部分は大変滑りますので散策の際はご注意を。

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さて、そんなさなか初認の情報です。

9月7日 ヒシクイ

9月11日 マガン

昨年度、ヒシクイは9月11日、マガンは9月20日が初認日となっており、それぞれ早めの飛来となりました。ヒシクイはウトナイ湖上で休んでいる個体が多く、昨日は40羽以上がレンジャーによって確認されています。マガンは鳴き声、飛去する姿は確認されていますが湖上にいる個体はわずかで、通過しているのか近隣の他の水辺にいるのでしょうか。目撃された方は情報をいただけると嬉しいです。

その他、昨日はアオサギが40羽以上、野生鳥獣保護センター側で確認されています。こんなに多くのアオサギをウトナイで見るのは初めてだったのでびっくりしました。ずらーっと居並ぶ少しガラの悪いサギたちは圧巻でした。一部を除き北海道では夏鳥で本州方面へ越冬のため移動するようなので、その途中に立ち寄ったのでしょうね。どこから来てどこへ行くのか、どこの水が一番おいしかったか、旅の宿の主になった気分で聞いてみたいものです。

その他、渡りの途中と思われるツバメ類や種不明ですが小鳥の群れも多く見ることができるようになりました。

最後にもう一つ画像。

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赤く色づいてきたコウライテンナンショウの実です。なんだか欧米のチョコ菓子みたいですね。

少し肌寒いので暖かくしてウトナイに遊びに来てください。
私は今日、上着を自宅に忘れてきてしまい、くしゃみをしながらこの記事を書いています。

(中村T)

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