タグ:マガン

皆さまこんにちは。

まずは、いつものように注意喚起からです。
寒暖差の激しい天候により、林道、自然観察路(木道含む)は大変滑りやすい状況が続いています。特に早朝に歩かれる方はくれぐれもご注意ください。

さて、3月になりましたので、2月のウトナイ湖で観察された野鳥を振り返ってみたいと思います。

キジ、マガン、コブハクチョウ、オオハクチョウ、オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、コガモ、ホオジロガモ、ミコアイサ、カワアイサ、ダイサギ、トビ、オジロワシ、オオワシ、チュウヒ、ノスリ、コゲラ、オオアカゲラ、アカゲラ、ヤマゲラ、カケス、カササギ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ハシブトガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、キレンジャク、ゴジュウカラ、キバシリ、ツグミ、ハクセキレイ、マヒワ、オオマシコ、ウソの計39種でした。

種数は少なく寂しい印象でしたが、そんな中でも道の駅側、勇払川の河口の凍っていない部分で、カモの仲間をたくさん見ることができました。ミコアイサ♂を久しぶりに見て、相変わらずつっぱってんなぁーとテンションが上がりました。

珍しい種としては、オオマシコでしょうか。2013年の2月以来の確認です。

キジはネイチャーセンターのバードバスの奥のほうをトコトコ歩いていました。昨年の春もセンター付近で数回目撃していますので、今が見やすい時期なのかもしれません。厳密には野鳥とは言えないのかもしれませんが、観察できると嬉しいことには違いありません(特に♂)。まだ見たことないよという方は草原、灌木林周辺で地面を歩く姿勢が良い鳥を探してみてください。

マガンも2月末にNC上空を飛ぶ姿が確認されました。昨日(3/5)に行われた今春初の「ウトナイ湖ガン類飛来数調査」では、マガンが1680羽、ヒシクイが40羽確認されたようです。なんと昨年同時期の10%ほどという数字になりました。湖の氷の状況なのか、先日の大雪の影響なのか、不明ではありますが、鵡川など近郊からは万単位のガン類の目撃情報も入ってきていますので、ウトナイ湖ではなく近くの水辺で羽を休めているのかもしれませんね。

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イソシギのテラスよりの眺め。美々川河口部の凍っていない部分が広がってきました。夜間はこのあたりでマガンが休んでいるはずです。

ネイチャーセンターではみんなで雁(がん)を見るイベントを開催します。是非ご参加ください。直前まで受け付けておりますので、お電話、メール、FAXでお問い合わせください。
※たそがれは事前予約不要です

「たそがれに雁を見る会」
3月6日(土)、13日(土)、20日(土・祝)の午後5時(受付開始は午後4時半から)~午後6時

「あかつきに雁を見る会」
3月14日(日) 午前5時~6時半

いずれも早朝or夕暮れ時となります。参加される方はくれぐれも暖かい服装で。まだまだ寒いです。


突然ですが、私がこのブログを書くのはこれが最後になります。
皆さまお元気で! 素敵な鳥見生活を!

(中村T)

皆さまこんにちは。

今日は天皇誕生日で休日。晴れたり吹雪いたり、変化の激しい空模様でしたが、そんな中でもバードウォッチングに訪れる来館者の方が多かった印象です。私も少し時間をもらい外を歩いてきましたが、キツツキの仲間であるコゲラ、アカゲラ、オオアカゲラの他、ハシブトガラ、ゴジュウカラ、マヒワ、ヒヨドリ、そして上空を飛ぶオオハクチョウの姿を確認できました。

本日のフォトジェニックバードはこちらです。
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こちらを向いたゴジュウカラ。コワイのかカワイイのかはっきりしてほしいところです。

さて、春の渡りシーズンまであと少しとなりました。気の早い渡り鳥ファンの方は、今年は早いのか遅いのか、ソワソワしている様子です。ここでガン類の昨年度のカウント結果を見てみましょう。
ガン

ざっくり言うと3月初旬から増え始め、中旬にピークを迎えます。今年も概ねこのような結果になると思いますが、いかんせん相手は自然ということでご理解をください。状況は逐一、サンクチュアリのホームページ、このブログでお知らせをする予定です。ピーク時の早朝もしくは夕方に合わせてお越しください。一生モノの光景を見られますよ。

ウトナイ湖サンクチュアリでは今年も雁の渡りに合わせてイベントを行う予定です。みんなでワイワイ雁を見たい方はご参加ください。ちなみに、楽しみ方は人それぞれ、一人で見るのが好きな方もいると思います。そんな方はイベント開催時を避けてお越しください。なお、早朝、夕方ともまだまだ寒く足元も悪い時期ですので、お越しの際はくれぐれもご注意願います。

3月14日に「あかつきに雁を見る会」を
3月6日、13日、20日に「たそがれに雁を見る会」を開催する予定です。
※コロナの状況を見ながら最終的に開催可否の判断をいたします。

(中村T)

皆さまこんにちは、見習いレンジャーのタイチです。

さて、商売っ気の全くないことでおなじみのここネイチャーセンターでも、いよいよ(公財)日本野鳥の会オリジナルグッズの販売を行うことになりました。常連の皆さまはご存じでしょうが、十数年前まではこちらでも販売を行っておりましたが、諸事情で取りやめとなり、今回諸事情で復活と相成りました。

早ければ来週末の開館時にオープンとなります。今日はプレオープン中です。10月ということで来年のカレンダーを中心に、当館レンジャーが選りすぐった人気商品を取り揃えて皆さまのお越しをお待ちしております。

先着順にはなってしまいますが、カレンダーをお買い上げの方にはもれなく!

日本野鳥の会オリジナルエコバッグをプレゼント中!!です。

程よい深さと薄手の生地でとても使いやすく、私も調査の際には使用しています。画像は後日アップします。

今日はマガンのテラス正面、20~30メートルくらいの距離に水鳥が集まっていて、バードウォッチングや写真撮影をされる方でにぎわっていました。
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なかなか近くに来てくれることはないのでこういう機会に識別の練習をしようと、躍起になってスコープを覗きました。マガン、ヒシクイ、オオハクチョウ、コハクチョウは当然識別可能でしたが、カモが...カモが...はっきりと自己主張してもらいたいものです。この時期、繁殖羽ではないエクリプスの個体が多く、色で識別することは難しいので細部の形状やシルエット、大きさで判別するらしいのですが...今の私には不可能です。来年の私にも不可能かもしれません。

(中村T)

皆さまこんにちは、見習いレンジャーのタイチです。

今日は暴風雨です。センターの傾斜が付いた観察窓にも風雨が打ち付けています。先日までの好天がウソのようです。そういえば最近ウソを見ていないですな。木々の葉が落ちたら近所の公園に探しに行こう。

北海道の秋は短いので晴天時にはチャンスを逃さないように外出したいと思っていますが、そうもいかないことが多いです。どうしても家に引きこもってダラダラとテレビを見つつ甘いものを食べてしまいます。このダラダラも秋の風物詩ですが。

さて、昨日は巡回調査で水鳥のカウントを行いました。ガン類が3000羽ほど、道の駅の対岸方向に固まって休んでいました。一時猛禽が飛んだのか、一斉にガン類が飛び立った瞬間があり居合わせた観光客の方は見入っていましたね。
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やはり鳥見は運の要素が大きいなと感じました。ですが...観察機会が多ければ必然的にチャンスも増えるので頻繁に通われることをお勧めします。日頃の行いが良ければ幸運が訪れる、とも限らないのが対自然の面白いところです。

昨日までの印象だとガン類は日中には道の駅側にいて、夕暮れ近くなるとセンター正面を通過し千歳方面へ移動する様子が観察されます。採食に行くのか、ねぐらに移動するのか、その辺は今後観察が必要です。

その他、シジュウカラガンが散見されています。数千のマガンの中に100羽前後と、探すのは難しいのですが頬に白い部分があるので是非探してみてください。テンションが上がること間違いないです。
シジュカラガン_20200224_むかわ_瀧本 (1)

画像は今年の春、瀧本レンジャーが鵡川で撮影したものです。
(中村T)

皆さまこんにちは、見習いレンジャーのタイチです。

再度、イベントの告知をさせていただきます。

勇払原野を学ぶ会 ~オーストラリアへと旅立ったオオジシギを追う

このブログを見てお問い合わせもいただいておりますが、今回の講座は半数以上がリモート会議システムを利用したものになり、若干ハードルが高そうに見えますが、基本的にインターネットにつながったパソコン(もしくはスマホ)を用意していただき、メールのやり取りができれば講座の視聴は可能です。お申し込み後にこちらからお送りするURLをクリックしていただくだけです。遠方の方のご参加もお待ちしております! 面白い講座になるはずです。私も楽しみにしています。

今日は眠いです。いや、きちんと仕事はしていますが...本日早朝、今秋2度目のガン類のカウント調査に同行させていただきました。晴れで風もほとんどない、絶好のコンディションのはずでしたが...見事にモヤってました。
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湖中央から対岸方向にたくさんのガン類の声がするのですが、霧で何も見えない。しかも寒い。気温1℃。トイレに行きたい、寒い、トイレに行きたい、寒い、超寒い...とブツブツ言いながら霧が晴れるのを待ちました。少し薄くなった隙に一気にカウントを行い、結果約5190羽のガン類が確認されました。今朝は湖の全体に帯状にガン類がねぐらをとっていた印象で、イソシギのテラスと船着き場を行き来し、あわただしいカウントとなりました。霧に若干イライラしながらもしっかりカウントはできたかなと思います。センターに到着後、鼻水をダラダラ垂らしながらホットココアで一息付き、仮眠をとったのち通常業務に復帰しました。少し寝すぎて先輩レンジャーにご迷惑をおかけしました。申し訳ございません、下っ端のくせに。

昨年度のピークは10月18日の5240羽。同じ日にカウントを行い数もほぼ同じ、今日がピークだったのだろうか。今後カウントの機会があればこの場で報告させていただきます。

終業時間まであと1時間半。何とか目だけは開けています。

(中村T)

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