タグ:ヤマガラ

皆さまこんにちは。見習いレンジャーのタイチです。

まずはウトナイの近況から。
草木の芽吹きが一層進み林内は緑の部分が増えてきています。喜ばしいことなのですが、このまま葉が茂ってくるとますます鳥が見づらくなってくるので、鳥の識別練習中の私としては微妙な気持ちです。最近の初認についてなんですが...そうでした、初認という言葉も改めてご説明させていただきます。私も最初はわからなかったので。

初認とは、そのシーズンに渡り鳥が最初に確認されることを指す言葉です。初認の反対は終認、こちらはそのシーズンに最後に確認されることを指します。初認日、終認日という使い方をされ渡り鳥がいつやってきていつ去ったのかを示す大事なデータの一つとなります。もちろん人の目や耳で初認・終認は確認することなので本当にその鳥が渡ってきた日時とは若干のズレがあるわけです。最近では鳥に小型センサーを付けて追跡し厳密なデータをとることもできるそうですよ。

さてさて、話を戻しまして...最近の初認は、ツツドリ、コムクドリ(私がいただきました)、ノゴマ、コサメビタキなどです。皆さまも葉が茂ってしまう前にこれらの野鳥を見つけにウトナイ湖に遊びに来てください。(ネイチャーセンターは臨時休館中でございますが...)

いよいよ本題。タイトルを見て??と思った方も多いと思いますが、偶然撮ったこの画像がサモトラケのニケのようだったのでつけてみました。
IMGP8777

またまた登場、ヤマガラさんです。
先日のブログでいかにヤマガラがウトナイでは珍しいかを書いたのですが、ここ数日連続して目撃されています。

羽を広げたところを偶然撮ることができたのですが、その美しいこと、サモトラケのニケのようです。実は私、ちょっと自慢なのですがルーブルに行ったことがありまして実物を見たことがあります。大きな階段の踊り場に置かれていて少し見上げるようにして見るのですが、日の光がいい感じに注ぎ、なんとも神々しい雰囲気をまとっておりました。

でもヤマガラさんの自然美も負けておりません。野鳥は美しいなと改めて思います。人間は儚いものに美しさを感じるといわれておりますが、野鳥の命もまたしかり。加えて、生存のためだけに特化したその体は一切の無駄がなく、今日一日を生きるためだけに脈々と受け継がれてきた造形美なのであります。

今日も他のことを書こうと思っていたのだが、またヤマガラさんから学ぶことができました。
ヤマガラさん、ありがとう。またネタをよろしく。

(中村T)

皆さまこんにちは。見習いレンジャーのタイチです。

さて、連日ブログでもお伝えしておりますが、夏鳥の飛来や植物の開花・芽吹きでとてもにぎやかなウトナイ湖です。

そんな中、ウトナイではちょっと珍しい鳥に先日出会いました。それはこの鳥...
IMGP7791

そう、オレンジ色のおしゃれセーターでおなじみ! ヤマガラさんです。

どれくらい珍しいのかというと、2019年度にレンジャーが情報収集をした総日数が246日、その中でヤマガラが観察されたのはわずか4日間、確率で言うと1.62%となります。一般的に低山エリアの留鳥とされているのでウトナイでは珍しくて当たり前なのですが、公園などでも見られる身近な野鳥の一つが、ところ変われば「珍しい鳥」となってしまうところが注目ポイントです。逆に近所の公園にオオワシが出現したら大騒ぎですもんね...冬季のウトナイでは毎日のように見られる鳥なのに。

皆さんご存じのように、野鳥にはそれぞれに好む環境があります。森、雑木林、民家付近、草原、湿地、河原、海辺など、多様な環境に多様な種が暮らしています。決して自然のまま、ほったらかしが良いというわけでもなく、昔の里山のような人の手が入った環境を好む種もいます。都市化や暮らしの均一化が進みそれらが失われつつある現在、いかに環境の多様性をキープしていくのかが課題の一つと言われております。

こんなまじめな話をする予定ではなかったのだが...ヤマガラさん、気づかせてくれてありがとう。
ちなみに私が"さん"付けで呼ぶのはヤマガラさんだけです。その理由はまた後日に。

(中村T)

↑このページのトップヘ