皆さまこんにちは、見習いレンジャーのタイチです。

先日の小学校の課外授業の時にいくつか羽を拾った子がいました。一緒に図鑑で調べましたが15分程度しかなくて同定できなかったので、私への宿題ということで預かりました。とりあえずここに私が調べた結果を書きます。これを見ているのだろうか、君は。小2の男の子です。真剣に調べていた姿が印象的でした。
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右の羽、大きさは約7センチ、羽柄(うへい、幹下部の羽毛がない部分のこと)に対し羽軸(うじく、幹上部の羽毛がついている部分)が湾曲しているので、初列雨覆だと思うのだが...この大きさの初列雨覆を有する鳥は、ツグミより大きくキジバトよりも小さい、この特徴と季節・場所から推定したのはシギチドリの仲間、中でもオオジシギの初列雨覆に形・大きさが近かったです。1点気になるのは羽先に幅1ミリほどある茶色の部分。(画像ではよく見えないかもしれません)

左の羽ですが、結局推定するところまでもいけませんでした。幹の根本まで羽毛が付いていること、羽軸に対し左右均等に羽弁がついていることなどから、3列風切ではないか。大きさからトビよりも小さいタカ科の鳥なんじゃないか、これくらいまでしかわかりませんでした。

それは違うんじゃないかというご意見、お待ちしております。むしろたくさん意見をいただけると助かります。正解を出すことだけが大事なことではないので、と言い訳をして終了します。

最近暑いですね。皆さま体調にお気をつけてウトナイ湖に遊びに来てください。

(中村T)