2019/10

連日、湖からマガンの「キャハハン・キャハハン」という賑やかな声が聞こえているウトナイ湖。
にぎやかなため湖に目を奪われがちですが、林や草原も葉が落ち始め、野鳥たちが観察しやすくなってきています。

木道脇の木に出てきたシジュウカラ
PA184026


続くかのようにメジロの群れが登場
PA184069


木の上では、ハシブトガラが枝に
PA184101


隣の木では、幹を登ったり、降りたりと大忙しのゴジュウカラ
PA184094


ぜひ、秋の林や草原のバードウォッチングもお楽しみください。

(和歌月)

当地では昨年10月から今年3月まで、高病原性鳥インフルエンザの感染(拡大)予防対策として、定期的に巡回調査を行い、結果、感染は確認されませんでした。

そして、ガン・カモ類、ハクチョウ類など水鳥の渡りシーズンを迎えた10月から、巡回を再開しました。当面は月3回程度を予定しており、結果は関係機関に報告して情報を共有するとともに、この「ウトナイ日記」で皆さんにもお知らせします。

10月10日は15時~16時に「道の駅」前湖岸、「ハクチョウの小径」などで状況の把握及び視野内でのカウントを行ないました。確認種はマガン、ヒシクイ、ヒドリガモ、ホシハジロ、ハジロカイツブリ、ツルシギなどで、水鳥に衰弱・死亡個体はなく、異状はありませんでした。(中村)

写真1.
マガンは3,730羽以上を確認した

写真2.
この日の天候は晴れ。青空をバックに飛ぶヒシクイ

総合学習や遠足など、学校さんの団体利用が増えるこの時期。
今日は、来週の団体対応の下見(点検)で、観察路を40分くらい歩きました。
短時間でしたが木の実を求めてやってきた小鳥たちにあうことができました。

チョウセンゴミシの実をねらっているハシブトガラ
PA063760


実を取りました!
PA063763


PA063768


湖岸沿いでは、「ピポ・ピポ」とベニマシコの声が。
植物のタネを食べていたようです。
PA063805


PA063812


湖岸沿いのオオイタドリのタネが今年は豊作です。
ここも、野鳥たちの人気スポットになりそうです。
PA063852


そして、同じく今年豊作のマユミの実
PA063849


黄緑色のメジロがマユミの実を求めて来ていました。
PA063840


秋の木の実を観察すると、野鳥たちに出合えるかもしれません。

さて、湖には今日も多くのマガンやヒシクイが来ていました。
PA063858


そして、上空にはミサゴが来ていました。
PA063892


ホバリング(上空で羽ばかきながら、一か所でとどまる行動)もしていました。
PA063882


今日は、観察路の一部に水たまりができていました。
晴れの日が続いているので、乾くこともあるかと思いますが、歩かれる際は、長靴をおすすめします。
PA063826


ぜひ、秋のウトナイ湖をお楽しみください。

(和歌月)

1日は南西部でマガンとヒシクイ合わせて2000羽以上確認できました。

午前中は野生鳥獣保護センターの正面にも多数集まっていましたが、午後からは湖の南西部に集中していました。

道の駅隣接の展望台屋上から見た様子
DSC07001

DSC07002


道の駅の前から見た様子
DSC06992


お尻をあげて逆立ちで採食をしている姿に心がほっこり・・・
DSC06989


是非、今の時期しか見られないガンたちの姿を見にウトナイ湖に足をお運びください。
DSC06991


運が良ければ自然観察路の木道わきでシマリスにも出会えますよ!
DSC07019

(山浦)

↑このページのトップヘ