皆さまこんにちは。見習いレンジャーのタイチです。

予想最高気温が30度に近い日が続いておりますが、ウトナイ湖付近の林内は涼しく散策に適した日和です。しかし、ダニが気になる季節になりましたので、なるべく肌の露出を避けた服装でお越しください。某チーフレンジャーは人には言えない、恥ずかしい部分を刺されたことがあるそうですよ。そんな話にビビッて、私は完全防備です。養蜂家みたいな恰好で歩いているおじさんがいたら、それは私です。

さて、前回のブログに指摘が入りましたので訂正をさせていただきます。アヤメの仲間はウトナイでは自生しないと書きましたが、ヒオウギアヤメがこれから咲くそうです。マガンのテラス~ハクチョウのデッキ付近でよく見られる、ということです。失礼いたしました。しっかり勉強しなければいけませんね。

ウトナイ湖サンクチュアリでは花の季節が続いております。黄色の花が多いのですが今日はその中の一つをご紹介します。
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上の画像はヤナギトラノオというサクラソウ科の植物で寒冷地の湿地に自生します。まさにウトナイのような環境を好む種でしょうか。他には黄色い花としてオオダイコンソウ、ハナニガナ、ミツバツチグリなどが見ごろとなっています。

野鳥に目を移すと、ここ数日でエゾセンニュウの声が大きくなりました。ネイチャーセンターは「ジョッピンカケタカ」の大合唱に包まれ、いつも以上に防犯意識が高まっております。ですが、まだ姿を見ることができていません。ベテランカメラマンの皆さまも「姿が見えない...」とぼやいています。

声は聞こえるけど姿が見えない鳥ツートップのもう一角はイカルです。「イカルを見たいんですけど、なかなか見えないんですよねぇー」と先輩レンジャーに相談したら、「窓の近くにイカルを置いとけば会いにくるんじゃない?」(適当)との回答が。早速イカルを窓辺に設置しました。
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これでイカルが見られるはず! 先輩レンジャーの言うことに間違いはないはずです。