タグ:ウトナイ湖

皆さまこんにちは、見習いレンジャーのタイチです。

今日は暴風雨です。センターの傾斜が付いた観察窓にも風雨が打ち付けています。先日までの好天がウソのようです。そういえば最近ウソを見ていないですな。木々の葉が落ちたら近所の公園に探しに行こう。

北海道の秋は短いので晴天時にはチャンスを逃さないように外出したいと思っていますが、そうもいかないことが多いです。どうしても家に引きこもってダラダラとテレビを見つつ甘いものを食べてしまいます。このダラダラも秋の風物詩ですが。

さて、昨日は巡回調査で水鳥のカウントを行いました。ガン類が3000羽ほど、道の駅の対岸方向に固まって休んでいました。一時猛禽が飛んだのか、一斉にガン類が飛び立った瞬間があり居合わせた観光客の方は見入っていましたね。
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やはり鳥見は運の要素が大きいなと感じました。ですが...観察機会が多ければ必然的にチャンスも増えるので頻繁に通われることをお勧めします。日頃の行いが良ければ幸運が訪れる、とも限らないのが対自然の面白いところです。

昨日までの印象だとガン類は日中には道の駅側にいて、夕暮れ近くなるとセンター正面を通過し千歳方面へ移動する様子が観察されます。採食に行くのか、ねぐらに移動するのか、その辺は今後観察が必要です。

その他、シジュウカラガンが散見されています。数千のマガンの中に100羽前後と、探すのは難しいのですが頬に白い部分があるので是非探してみてください。テンションが上がること間違いないです。
シジュカラガン_20200224_むかわ_瀧本 (1)

画像は今年の春、瀧本レンジャーが鵡川で撮影したものです。
(中村T)

皆さまこんにちは、見習いレンジャーのタイチです。

再度、イベントの告知をさせていただきます。

勇払原野を学ぶ会 ~オーストラリアへと旅立ったオオジシギを追う

このブログを見てお問い合わせもいただいておりますが、今回の講座は半数以上がリモート会議システムを利用したものになり、若干ハードルが高そうに見えますが、基本的にインターネットにつながったパソコン(もしくはスマホ)を用意していただき、メールのやり取りができれば講座の視聴は可能です。お申し込み後にこちらからお送りするURLをクリックしていただくだけです。遠方の方のご参加もお待ちしております! 面白い講座になるはずです。私も楽しみにしています。

今日は眠いです。いや、きちんと仕事はしていますが...本日早朝、今秋2度目のガン類のカウント調査に同行させていただきました。晴れで風もほとんどない、絶好のコンディションのはずでしたが...見事にモヤってました。
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湖中央から対岸方向にたくさんのガン類の声がするのですが、霧で何も見えない。しかも寒い。気温1℃。トイレに行きたい、寒い、トイレに行きたい、寒い、超寒い...とブツブツ言いながら霧が晴れるのを待ちました。少し薄くなった隙に一気にカウントを行い、結果約5190羽のガン類が確認されました。今朝は湖の全体に帯状にガン類がねぐらをとっていた印象で、イソシギのテラスと船着き場を行き来し、あわただしいカウントとなりました。霧に若干イライラしながらもしっかりカウントはできたかなと思います。センターに到着後、鼻水をダラダラ垂らしながらホットココアで一息付き、仮眠をとったのち通常業務に復帰しました。少し寝すぎて先輩レンジャーにご迷惑をおかけしました。申し訳ございません、下っ端のくせに。

昨年度のピークは10月18日の5240羽。同じ日にカウントを行い数もほぼ同じ、今日がピークだったのだろうか。今後カウントの機会があればこの場で報告させていただきます。

終業時間まであと1時間半。何とか目だけは開けています。

(中村T)

皆さまこんにちは、見習いレンジャーのタイチです。

4連休の3日目です。ウトナイ湖は晴れの過ごしやすい日が続いております。水鳥の渡りも日に日に増加している印象で、毎朝、出勤時にネイチャーセンター正面をヒシクイがグヮッハハン言いながら通過して行くのを見ることができます。カモの仲間では、ヨシガモ、ヒドリガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、スズガモなども確認されました。

そしてネイチャーセンター正面の湖上で最近多く見かけるのはカンムリカイツブリ。最近は5~10羽が常にいる状態です。今日も見える範囲だけでも5羽が確認されています。ここで繁殖しているのか、移動の途中なのか定かではありません。

そういえば、昨日久しぶりに野鳥の姿を撮影することができました。このブログに私が野鳥の写真を載せることができるのはなんと7月23日以来、約2か月ぶりとなります。キバシリさん、ありがとう。
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キバシリはらせん状に幹を登り、ある程度登りきると他の幹に移動して...と、独特な動きをします。獲物でしょうか、その細く湾曲した嘴の先に何かを挟んでいますね。背面の樹皮のような色と下面のふわっふわの白のコントラストが好き、という方も多いはず。

連休は残り1日、そのあとはレンジャーの連休となります。さて、何をしようか...予定は未定、天気次第です。

(中村T)

皆さまこんにちは。見習いレンジャーのタイチです。

まずは、最近観察したものです。
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カキツバタの花にとまるベニシジミ。
カキツバタは湿地を好む花で、ハナショウブとよく似ています。もう一つ似ている種としてアヤメが挙げられますが、アヤメは乾燥地を好む為、ウトナイ湖の水辺では観察されません。カキツバタとハナショウブ、識別のポイントは花弁の中心に入る色?みたいですね。白だとカキツバタ、黄色であればハナショウブということらしいです。間違っていたらご指摘ください。
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そしてコウライテンナンショウの仏炎苞(ブツエンホウ)。
白い縦筋が特徴です。これは花ではなく葉が変形したもので、ミズバショウの白い部分と同じですね。中にゆったりと納まっているのは花序になります。茎の模様しかり、独自のスタイルを確立していますね。うらやましい限りです。

さて、先週末は久しぶりの開館となりました。
特に日曜日は大勢の来館者の方で賑わい、久しく来ることのできなかった常連さんの姿もちらほらと見かけることができました。また、長年解説のボランティアをしていただいている面々も続々登場、皆さんお元気そうでホッとしました。

一つウトナイでは珍しい種として、6日(土)にクロハラアジサシがイソシギのテラスで確認されました。写真撮影をしていた方がレンジャーに質問し中々答えが出せずにいましたが、解説ボランティアのKさんが最終的に答えを出してくれました。私はてっきり「ハラグロ」アジサシだと思い込んでいて連呼してたら、いやいや、それはタイチさんでしょーいっしっしーと言っている人もいましたね。差し入れありがとうございました。

林内の鳥は葉によって見づらくなってしまいましたが、先日のブログでお伝えしたバードバスにはたくさんの野鳥が水浴びに来ています。是非今週末も皆さま遊びに来てください。お待ちしております。

(中村T)


皆さまこんにちは。鈴木軍...じゃなかった、見習いレンジャーのタイチです。

まずはいつものようにウトナイの近況からです。
ハクチョウの小径、船着き場付近でコチドリがしばしば目撃されるようになりました。長い脚と黄色のアイリングが特徴のなんとも可愛らしい野鳥です。ふだんは砂浜や干拓地で餌を探しています。保護色で見つけづらく安易に近づくとすぐに逃げてしまうので、砂浜状の湖岸を歩く際には前方に要注意です。驚かさないように気を付けましょう。ただでさえビックリ目ですからね。

今回は何とか写真を撮ることができました。でもすごく遠くて、トリミングして何とかって感じです。ピントもいまいち。
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そうそう、一つ言い訳を。前回載せたオオジシギの絵は自宅で趣味として描いたものですよ。PCの向こう側から「いぃぃー仕事だなぁぁー!」という声が聞こえてきたもので...。なるべく初認の鳥は描いていきたいなと思っていて今までに描いた鳥は20種くらいかな。また機会があればここで皆さまにご覧いただきたく思います。なおリクエストも受け付けます。

ウトナイに話を戻して、その他、クロツグミ、オオジュリン、イカル、イワツバメも初認(以上、すべて中村Cの独壇場)となりました。さえずる小鳥も増えてきているので、タイミングが合えば多様な美声を聞くことができるでしょう。

さて、そろそろ帰宅時間なので今日はここまでにします。お先に失礼します!

(中村T)

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