皆さまこんにちは、見習いレンジャーのタイチです。

さて少し、いや、だいぶ遅れましたがウトナイの6月を振り返ってみたいと思います。確認された野鳥は全部で49種。皆勤賞はシジュウカラ、ウグイスでした。次点でトビ、アオジといったおなじみの野鳥が続きます。一回のみ観察された鳥の中にエナガ、ゴジュウカラが含まれますが、冬季間はほぼ毎日のようにみられていたにも関わらず、最近はほとんど姿を見かけません。一体どこに行ってしまったのでしょうか。冬季に混群を共に形成するシジュウカラ、ハシブトガラは依然見かけるのに...繁殖期になるとウトナイ以外へ移動して子育てをするのでしょうかね。

そして先日HTBでも放送された、当会発表のオオジシギの生息数減少の報道を受けまして、ウトナイでの5・6月の観察記録を昨年と比べてみました。共に10回とウトナイでの観察頻度は変わりませんでした。参考までに、1982年の記録では46回、当時の勤務体系と現在のそれとでは若干違うでしょうが、それでもかなりありふれた鳥であったことは間違いなさそうです。

最近全くと言っていいほど野鳥の写真を撮ることができずに、植物や昆虫に逃げていましたが、今日やっと近くに来てくれました。

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ズミにとまるセンダイムシクイ、おそらく幼鳥です。
眉班がまだ不明瞭で、上嘴の黒も薄いですね。フィ、フィと親鳥を呼んでいるのか懸命に鳴いていました。

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そしてこちらはカラコギカエデの種。色づいてきました。やばい、もう秋なのか??
これからカラッカラに乾いて秋から冬にかけてグルングルン回りながら飛んでいきます。