皆さまこんにちは、見習いレンジャーのタイチです。

まずはイベントのご案内。

勇払原野を学ぶ会 ~オーストラリアへと旅立ったオオジシギを追う

今人気急上昇中のオオジシギについて、当会の浦達也(自然保護室主任研究員)が熱く語ります。皆さまのご参加お待ちしております!

さてさて、本格的に寒くなってきましたね。今日は事務所内でも今期初のストーブ点火となりました。午前中は謎のプライドで点火を拒否していたレンジャーも足元からくる冷えに負けたようです。

昨日は月に一度の水鳥カウントの日でした。私は先輩レンジャーに同行し、美々川の河口へ。ここ数日、ウトナイ湖の水位は低い状態が続いていて湖畔には干潟状の部分ができているところもあり、シギ・チドリの目撃情報も入ってきていました。そんな中、観察できたのはこちら。

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アオアシシギです。細長い脚でモデルウォーク中でございました。
やや上に反ったくちばし、頭部の黒い縦班、細長い脚が特徴です。アオアシと名前がついていますが、若干青みがかっているのみで、灰色というか緑というかなんとも言えない色ではあります。

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こちらはツルシギ。
アカアシシギに似ていますが下くちばしの付け根だけが赤く、全体にこちらのほうがスマートでやや大きいのが識別ポイントのようですね。画像の個体は首をすぼめているのでスマートには見えません。先輩レンジャーに教えてもらい図鑑を見ながら、何とか同定することができました。

まだしばらくは水位が低い状態が続きそうなので、湖畔にできた泥のエリアに注目して散策を楽しんでください。ガン、カモ、ハクチョウも順調にその数を増やしていますよ。

(中村T)