タグ:レンジャー

皆さまこんにちは、見習いレンジャーのタイチです。

先日の小学校の課外授業の時にいくつか羽を拾った子がいました。一緒に図鑑で調べましたが15分程度しかなくて同定できなかったので、私への宿題ということで預かりました。とりあえずここに私が調べた結果を書きます。これを見ているのだろうか、君は。小2の男の子です。真剣に調べていた姿が印象的でした。
IMGP4370

右の羽、大きさは約7センチ、羽柄(うへい、幹下部の羽毛がない部分のこと)に対し羽軸(うじく、幹上部の羽毛がついている部分)が湾曲しているので、初列雨覆だと思うのだが...この大きさの初列雨覆を有する鳥は、ツグミより大きくキジバトよりも小さい、この特徴と季節・場所から推定したのはシギチドリの仲間、中でもオオジシギの初列雨覆に形・大きさが近かったです。1点気になるのは羽先に幅1ミリほどある茶色の部分。(画像ではよく見えないかもしれません)

左の羽ですが、結局推定するところまでもいけませんでした。幹の根本まで羽毛が付いていること、羽軸に対し左右均等に羽弁がついていることなどから、3列風切ではないか。大きさからトビよりも小さいタカ科の鳥なんじゃないか、これくらいまでしかわかりませんでした。

それは違うんじゃないかというご意見、お待ちしております。むしろたくさん意見をいただけると助かります。正解を出すことだけが大事なことではないので、と言い訳をして終了します。

最近暑いですね。皆さま体調にお気をつけてウトナイ湖に遊びに来てください。

(中村T)

今日からぼちぼちブログに登場することになりました中村と申します。3月よりこちらでレンジャー見習いとして勤務を始めたばかりです。自己紹介は追々、小出しにしていきたいと思っております。堂々と言うことではありませんが、野鳥や自然観察についてはド素人です。テレビなんかでたまに見聞きする話ではありますが、「熱意」だけで転職してきた中年の男です。一番扱いにくいタイプの人間かもしれません...関係者の皆さまにはご迷惑をおかけしております。この先も至らぬことは多々あると思いますし、熱意だけで乗り切れるものでもないと、知れば知るほど痛感していくと思いますが、何卒、よろしくお願いいたします。

IMGP6266

少し話が前後しましたが、当施設のチーフレンジャーも皆さんご存知のように「中村」。チーフレンジャーと私がお互いに「中村さん」と呼び合うおかしなことになりかけていたので、下の名前のタイチで統一してもらうことにしました。皆さまもタイチと呼んでください。

さて、これからこのブログを通してウトナイの魅力を、ウトナイ初心者である私の目を通して再発見していきたいと考えております。これまでのブログで発信を続けてきた自然情報、イベント情報はもちろん、これは私の考えではありますが、ウトナイにかかわる人たちの魅力、地域の歴史など自然と人とのかかわりに主に焦点を当て皆様にウトナイの魅力をお伝えしていけるよう、超微力ながら尽力させていただきます。

IMGP6271

と、やる気たっぷりで勤務を開始しましたが、皆さんご存知のようにコロナウイルスの影響が広がっており、ウトナイ湖サンクチュアリネイチャーセンターは3月中は閉館!となっております。普段お客様でにぎわう土日の雰囲気が好きな私にとってはとても残念ではありますが、この機会を利用して展示や掲示のリニューアルもレンジャー間で考えております。4月、新年度になり、現在の騒ぎも収束し、皆さまと春のウトナイ湖を楽しむことができたら嬉しいなぁ...と祈りながら、今日はこの辺で。

(中村T)

↑このページのトップヘ