皆さまこんにちは、見習いレンジャーのタイチです。

先日の低気圧の影響で、ネイチャーセンター周辺も雪が積もりました。自然観察路は木道部分は除雪するよう努めておりますが、降雪状況、スタッフの都合で適宜行えない場合があります。通行の際には踏み外し、スリップによる転倒に十分ご注意ください。

こちら、目の前に来てくれた亜種シマエナガです。その人気はいまだ健在、自分が良く映える角度をわかっているようです。
IMGP7770

1月もすでに9日ですが、12月のウトナイ湖の野鳥を振り返ってみたいと思います。

観察できた野鳥は、ヒシクイ、マガン、ハクガン、コブハクチョウ、コハクチョウ、オオハクチョウ、オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、ホオジロガモ、カワアイサ、カイツブリ、カワウ、ダイサギ、オオバン、シロカモメ、トビ、オジロワシ、オオワシ、チュウヒ、ハイイロチュウヒ、オオタカ、ノスリ、コゲラ、オオアカゲラ、アカゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、キクイタダキ、ハシブトガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、ゴジュウカラ、キバシリ、ツグミ、カワラヒワ、マヒワ、ベニマシコ、の計46種です...ぜえぜえ。

例年12月と1月は観察できる野鳥の種数は少なくなります。
少なくなる要因として、渡りの時期ではないこと、ウトナイ湖で越冬する種がほとんどいないこと、夏鳥に比べ冬鳥は種類が少ないこと、などがあげられるかなと思います。
直近5年の観察種数の推移をグラフにしてみました。(2020年は12月までのデータです)
種数

大体毎年、同じようなカーブを描きます。10月、9月、4月の順に観察種数は多くなっています。2015年10月にはなんと100種が観察されています(この年は長年ウトナイで標識調査をされているT氏のデータも加えて多くなったようです)。グラフで見ると渡りの時期で多くなっているのが一目瞭然。10月が多くなるのは居残っている夏鳥、やってきた冬鳥、渡り途中の旅鳥が混ざる、まさに野鳥のハブの様相を呈します。キビタキ、オオルリと同時に冬鳥であるマヒワ、ツグミも観察されています。1年で一番アツい月が10月というわけです。

観察種数が少なくなる冬季、皆様には鳥にまつわるアートで楽しんでいただこうと、毎年開催しているのがこちらです!

第6回雁のいろいろアート展

当館開館日にレクチャールームにて好評開催中です。是非お立ち寄りください。

(中村T)